シニア4勝目を狙うタイ出身のタマヌーン・スリロット(57)が、首位に1打差の好位置で初日を終えた。スコアには一定の満足感を示しながらも、「本当はロングホールでもっとスコアを伸ばしたかった」と振り返った。初日はパー5ホールで1つしかバーディーを奪えず、本来のプラン通りにはいかなかったという。
「ティーショットが良ければ2オンを狙えるホールがいくつもあった。でも右に曲げてしまったホールがあり、レイアップを選ばざるを得なかった」と反省。ティーショット次第でスコアは伸ばせられることを改めて感じている。
持ち味の飛距離を生かせれば、4つあるパー5すべてでバーディーチャンスにつけられるだけに、ロングホールで取りこぼしたことを悔やんだ。それでも、我慢のゴルフでスコアをまとめ、優勝争いに加わる位置を確保した。
18番パー5ではティーショットがややトップ気味となり距離を残したため、セカンドはレイアップを選択。サードショットは思うような距離感にならなかったが、最後は約1メートルのパーパットを沈めて締めくくった。
一方で、同組の選手全員がバーディーパットを決める盛り上がりを見せたホールもあり、会場は大きな歓声に包まれた。スリロット自身はバーディーこそ逃したものの、安定したプレーで上位の座を守った。
スリロットは、「このコースとの相性は悪くない」と話す。実際に前年は4位と好成績を残しており、御殿場コースには好印象を持っているようだ。
また、大会名物となっている音楽やグランピングなどの演出についても好意的で、「こういう雰囲気の中でプレーするのは好きです」とにっこり。「よく音楽は聴いていますし、LIVゴルフもこのような雰囲気がありますし。自然と体も踊りだしそうですよ」とスリロットも大会を楽しんでいる様子がうかがえる。
首位との差はわずか1打。優勝に向けて絶好のポジションで最終日を迎える。「ロングホールをうまく攻略できれば、もっとスコアを伸ばせる」と手応えも十分。
今年4月の海外シニアメジャー「全米プロシニア」では最終日最終組でプレーし、世界から注目を浴びているベテランが、逆転優勝、そして通算4勝目を狙いにいく。