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シニアツアー

〔すまいーだカップ/2R〕藤田寛之、首位と5打差7位で奮闘「よく頑張ってると思います」上々の出来に手応えをつかみたい

2026年05月29日
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昨年、米シニアのPGAツアー・チャンピオンズにフル参戦し、2年ぶりに国内シニアを主戦場としている藤田寛之。初日26位タイで滑り出すと、2日目は5バーディ・1ボギーの「68」で回り、首位と5打差の7位で最終日を迎える。2023年の「日本シニアオープン」以来のシニア4勝目が懸かる。

好スコアでホールアウトするも「よく頑張ったと思います。ショットは手探り状態で、正直あまりよくないんです」と表情は明るくない。

その内容を聞くと納得してしまう。出だしの1番パー4は、ティショットを左に曲げて、あわやOBという崖下からの2打目を10メートルにグリーンオン。それを沈めてバーディ発進。6番パー5は3打目を1メートル強につけて「バーディと呼べるナイスバーディ」だったが、8番パー5はティショットを左に曲げる。「木に当たってフェアウェイに出てきてくれた」とピンチをチャンスに変えてこの日3つ目のバーディを奪った。

9番パー4はフェアウェイバンカーからの2打目を「ダフって30ヤードぐらいショート」するも3打目を50センチに寄せる。14番パー4も右のフェアウェイバンカーに入れて2打目をダフって「残り52ヤードをベタピンにつけて」パーセーブする場面もあった。

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スコアカードだけでは分からない、し烈な戦いをしている。「そういうゴルフもまた難しいですからね」と、レギュラーツアー時代からのパーセーブ力は今も健在だ。

ショットの不調の原因は明確だ。「ダウンスイングで右サイドが下がってクラブが垂れている状態で、左に振り抜けていない」と左へのミスやダフリの原因は解明できており、あとは実戦の中でやり切ることを続けるだけだ。

初日はチーム芹澤の同門の宮本勝昌と久しぶりに同組で回った。宮本は3年連続シニア賞金王で、今年は4年連続賞金王の記録がかかる。「やっぱりいいゴルフをします。ショットがしっかりしている。パワーも飛距離もあるし、キレもある。いいオーラをもってゴルフをやっています。(初日は)不完全燃焼で5アンダーですよ」と賞金王のゴルフは非の打ちどころがないという。

当然、賞金王を争う宮本のライバルの存在を目されるが「いやいや、自分はそういうゴルフをしていない。もうちょっとショットが良くなってきたら前向きになれるんですけど。そんなこと言ったら宮本に『もっといいゴルフしてください』って言われちゃいますよ」と笑って話したが、「立て直すのでもう少し待ってください」とも付け加えた。

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振り返ってみるとレギュラーツアー時代は、通算18勝中40代で12勝を挙げ、2012年には43歳で賞金王を獲得している。勝ち星を積み上げている間、「調子がいいです」という言葉はほぼ口にしたことがない。調子が悪いと言いながらもスコアをまとめるのは、藤田の真骨頂ともいえる。

今年6月に57歳になるが、新しいことも始めた年でもある。4月には海外メジャー「マスターズ」のテレビ解説者を務めた。また7月からは、6月末でゴルフ用品事業の撤退を発表しているヤマハが手掛け、藤田が校長を務めてきた「ヤマハジュニアゴルフスクール」の閉校にともない、『静岡浜松ジュニア育成プロジェクト』として藤田が代表になってジュニア育成を引き継ぐ。

シニアツアーはこの試合を終えると次戦は8月となる。6月、7月は練習に加えて、ジュニア事業の準備に追われる。気持ちよく“オフ”を過ごすためにも、最終日は“藤田の脅威”を示す形で締めくくりたい。