シニア通算3勝の増田伸洋が初優勝の地でスタートダッシュ。出だしの1番で1メートル弱につけると、2番は2メートルの下りを流し込む。3番は4メートルを沈めて3連続バーディ。8番パー5では2オンに成功し、「全然打てなかった」という4~5メートルのイーグルパットは逃したが、前半4つ伸ばす。後半も3つ伸ばして、7バーディ・ボギーなしの「65」で回り、飯田耕正と並んで首位タイ発進を決めた。
バーディ量産の1日を振り返ると「自分でもびっくりした」と笑って話したが、「しのいでバーディを獲ってみたいな感じで上手くいきましたね。ショットはガツガツせず、なんとなく打って、仕上げのパターを入れてと」とショットで無理に狙わないマネジメントが奏功した。
この日の気温は26度の予想だったが、28度以上の暑さになった。ゴルフは冷静だったが「暑かったよね。きのうヨドバシカメラで水筒を買っておいてよかった」とこちらのマネジメントもうまくはまり、適切な水分補給ができた。
シニアデビューした23年に今大会でシニア初優勝を足掛かりに賞金ランキング4位。24年は公式戦の「日本プロシニア」を含む2勝を挙げて同5位。昨年は未勝利に終わったが「日本シニアオープン」2位に入るなど、シニアの顔役になっている。
今季は3試合を得てここまでトップ10入りなし。「ショットは悪くないけど、ここまでパットが入っていなかった。今週はテーラーメイドのスパイダーの新しいモノを使っていて、それがけっこういいんです」とこの日の躍進につながった。コース攻略のカギは山間にあることから「風の読みと、カップ周りの微妙な芝目の読みがポイント」と新兵器は武器になりそうだ。
「今週は勝っているコースなんで、ちょっと頑張りたい」と意気込む。「もう1回、宮古島に行きたい。副賞の(笑)」。優勝賞金の1000万円に加えて、副賞として「宮古島来間リゾートシーウッドホテル宿泊券」が用意されている。もちろん増田もしっかり利用させてもらった。
宮古島と橋でつながる来間島にあるリゾート施設で空と海の青、夜は一面の星空が広がる。「リゾート内ではゴルフカートで移動したり、歩いてプライベートビーチがあったり、昼も夜もすごくきれいだった」と都会の喧騒から離れた特別な時間は今でも忘れられない。2年ぶりのシニア4勝目、異空間のリゾート目指して残り2日も「欲を書かずに、楽しく回れれば」とガツガツせずにスコアを伸ばす。