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〔すまいーだカップ/事前〕”ボンバー”鈴木が穏やかに挑む還暦初戦  レギュラー8勝・シニア6勝の名手が語る心境

2026年05月27日
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レギュラー通算8勝、シニアツアー通算6勝の鈴木亨は、大会初日の528日に60歳の誕生日を迎える。「いや~、なんか早いですね。今までの誕生日とも、50歳の時ともちょっと違う…う~ん、何か感じますね」。プロ生活38年目、シニア入りしてから10年が経ち、不思議な感覚だという。

 鈴木は日本大学時代の1987年に「日本アマチュアゴルフ選手権」を制し、1989年のプロテストに合格。993年の「ジーン・サラゼン クラシック」でツアー初優勝を果たして、シード権を獲得した。以後、息の長い選手の代表格として2011年まで賞金シードを保持した。

 50歳になった16年からはシニアに活躍の場を移す。18年には終盤の5試合で3勝を挙げるなど、賞金ランキング2位に入った。レギュラー、シニアと男子ゴルフ界の中心を歩んできた存在である。

 「僕がシニア入りした頃は、倉本(昌弘)さんとか室田(淳)さんとか、髙橋(勝成)さんとか60歳ぐらいの人がすごく頑張っていました。あんな風になりたいなと思っていましたが、最近はあの人たちは異常だったんだなっていうのがよく分かります」と笑って話す。

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50歳になった16年からはシニアに活躍の場を移す。18年には終盤の5試合で3勝を挙げるなど、賞金ランキング2位に入った。レギュラー、シニアと男子ゴルフ界の中心を歩んできた存在である。

「僕がシニア入りした頃は、倉本(昌弘)さんとか室田(淳)さんとか、髙橋(勝成)さんとか60歳ぐらいの人がすごく頑張っていました。あんな風になりたいなと思っていましたが、最近はあの人たちは異常だったんだなっていうのがよく分かります」と笑って話す。

鈴木が名前を挙げた3人はいずれも60歳を過ぎてからも上位30人に付与される賞金シードを保持。室田にいたっては60歳になった2015年には自身4度目の賞金王を獲得し、鈴木がシニア入りした16年、17年ははともに同3位とツアーの顔役を務めていた。

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先輩の背中を追って走ってきたが、「自分がやってみて、そんな簡単なことじゃないですよ」。

60歳の足音が聞こえてくると「飛距離は落ちますし、信じられないミスが出ることも増えました。この前、初めて病院にいって点滴打ったり、検査しましたよ。みんなが通る道だから受け入れないとしかたないけど…」とゴルフも肉体も、変化を感じている。

昨季は9年守った賞金シードを手放した。今季は『生涯獲得賞金上位20名』の資格でフル参戦を続けている。

「ここまでよくやったという気持ちもあります」とプロ人生を振り返ると家族の顔も浮かんだ。「1人ではなく、ほんと家族に恵まれていますね。カミさん(京子夫人)をはじめ、息子はティーチングプロとして活躍しているし、最近、(芸能活動を行う)娘(鈴木愛理さん)もゴルフを始めて、家ではみんな賑やかです。カミさんの支えやみんなの応援があったから今の僕があります」と家族への感謝も忘れない。

ただ還暦を迎えてもゴールではない。まだまだ通過点である。「シード復帰というよりは、やっぱり優勝したいですね。勝ちたいなーって思います。ただ、『優勝狙います!』というガツガツ感は出さずに、穏やかにやっていきたい」。レギュラーツアー時代はビッグスコアをたたき出して逆転優勝をするなど、“ボンバー”の愛称で親しまれていた。

「ゴルフは年齢は関係ないですし、ハマればね。…でも壁はありますよ」。あくまでも謙虚に、さりげなく。60代の初日はいい滑り出しをしたい。

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