今季シニアツアー第4戦「すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント」が5月28~30日までの3日間、栃木県のイーストウッドカントリークラブで開催される。
賞金総額5000万円、優勝賞金1000万円を懸けて84名の選手が予選落ちなしの3日間で熱戦を繰り広げる。大会は2017年に創設され、今年で9回目(コロナ禍の影響により20年大会は中止)を迎える。
初代チャンピオンのシニアツアー通算25勝のプラヤド・マークセン(タイ)を皮切りに、増田伸洋、片山晋呉、そして昨年覇者の宮本勝昌と賞金王を争う役者が歴代覇者に名を連ねる。また18年、19年大会は山添昌良が大会初の連覇を遂げ、22年大会は当時62歳だった真板潔の復活優勝と、記憶に残る戦いも多い。
今大会の注目はやはり前年覇者の宮本だろう。前戦の新規大会「リョーマゴルフ日高村オープン」(5月15~16日、高知県・グリーンフィールゴルフクラブ)でシニア通算11勝目を挙げて、2戦連続優勝もかかる。
1年ぶりにイーストウッドに戻ってくると、「始まるまでは(前年覇者の)余韻に浸っていますよ。ラウンドしていても去年のことを思い出しますし…『なんであんなにうまくいったのかな』って」と笑って話す。
昨年は2日目に「62」をマークするなど3日間で2位に4打差をつける通算14アンダーの圧勝劇。それでも「攻めきれればチャンスはうまれますが、OBもあるし、攻めすぎたら大ケガになる、なんか叩きそう。リスキーには攻めにくいコースです」と戦略性の高さを改めて実感する。
「セーフティ、セーフティに行きたくなるホールが多いので、そのあたりのオンオフ、押し引きを、自分の中でコントロールしていかないとダメかなと思います」とベテランの経験をフル稼働する構えだ。
先週はレギュラーツアーの「日本プロゴルフ選手権」に出場し、「リョーマ日高村オープン」の前週は「中日クラウンズ」に出場した。「悔しい2日間だった」とともに予選落ちという結果に終わった。同組で回ったのは比嘉一貴や池田勇太、木下稜介、蟬川泰果で「刺激を受けることはありませんが、日本のトッププレイヤーと回らせてもらって、いい思い出になりました」と白い歯を見せたが、ラウンド中は40~50ヤード置いて行かれることもあった。
ラウンド後は帯同する太田敦トレーナーにシニアより張りが強いといわれた。「大人げなかったですね。同じリズムで打たないといけないのに、どっか力入って毎ショット打っていたんでしょうね。」と無意識に力が入ってた。
「今週からはまた同じリズムでできるので、いつもの自分に戻れたらいいなと思います」とシニアモードに切り替えている。
シニア2年目の23年から3連続で賞金王を獲得。今季は金井清一(1993~96年)、髙橋勝成(2000~03年)が持つ4年連続賞金王の偉業がかかる。「そうやって言っていただけるのは、すごく光栄なことですし、頑張ります、という気持ちですが、試合が始まるの目の前のショットに集中するだけですから」と、自分のゴルフを貫いた先にビッグタイトルがあると考えている。
賞金王のタイトルは先輩や同世代のライバルも少なくない。昨季ルーキーイヤーで2勝を挙げた岩本高志や今季はツアー通算3勝の小林正則ら、年下の“若手”も続々と台頭する。「プレーに関しては、周りは気にしないので。自分のことしか考えていません」。自分のプレーを貫けば、おのずと結果もついてくるスタンスは変わらない。
レギュラーツアーに出場して、あらためて自分のリズムの大切さを感じた。
「いつもの自分」に戻って大会連覇、2戦連続優勝、そして史上3人目の偉業の足掛かりにしたい。