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【日本プロセンコーグループ杯/2R】王者・片山晋呉が昨年の病床生活から見事な復活 「不安なく振れています」首位と5打差までじわり迫る

2026年05月22日
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レギュラー31勝、シニア2勝。5度の賞金王タイトルも獲得。日本プロは2003年、2008年と2度制覇。永久シードプレーヤーの片山晋呉、53歳が日本プロゴルフ選手権2日目をにぎわしている。

レギュラーツアーにも出場する傍ら、シニアツアーにも精力的に参戦。今年でシニア4シーズン目を迎え、シニアツアーの顔として大会を盛り上げている。

片山は昨年、海外シニアメジャーである全米プロシニアに初出場し、日本人選手としては唯一の決勝ラウンドに進出。続くメジャー2戦目の全米シニアオープンへの参戦を予定していたが、6月のスターツシニア出場直前に、椎間板に細菌が感染する化膿性椎間板炎と診断され緊急入院を余儀なくされた。

海外シニアメジャー参戦も白紙になった。片山にとって病床生活は過酷なもので「トイレにもいけないし、コンビニにも行けない」と体の自由が奪われた56日間におよぶ入院生活を送ることになった。

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片山は病床生活から復活し、徐々に回復。昨年のシニアツアー後半戦では、日本プロシニア選手権でTV解説者という形で大会に貢献。競技復帰を目指し、トーナメント会場まで足を運んだこともあったが、納得のいく感覚には至らず出場を断念。そのまま静かに昨シーズンを終えた。

そして2026年がスタート。新生・片山晋呉として、精力的な活動をみせている。

今年3月に「片山晋呉 Presents PGAレジェンド東西対抗戦」と銘打ったPGA後援競技を宮崎愛和ゴルフクラブで企画。資金集めから自ら全部かかわったといい「本当に100点以上の出来」と、イベントの成功という最高の気分を味わって、片山自身のシーズンインを迎えている。

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「スイングも不安なく振れています」。そう言えるまでに、片山は復活を遂げた。

先週はシニアツアー3戦目「リョーマゴルフ日高村オープン」では宮本勝昌と優勝争いを演じ、1打差2位でフィニッシュしている。

日本プロの第1ラウンドは69で回り、第2ラウンドはフロントナインで4つのバーディを奪うなど、68とスコアを伸ばすことに成功。

同組でプレーした出利葉太一郎、香妻陣一朗とのラウンドにも「いやー、若さはいいなみたいな感じ。やっぱり(ゴルフは)飛ばしたほうがいいでしょう。一番遠くて65ヤードくらいはおいていかれました」と飛距離の差は大きいようだ。ただ、ショットはずっと調子良く「マネージャーと二人でスイング作ったり、パターの話をずっとしたり。心強い相談相手がいます」と安心材料があり、ゴルフだけに集中できる環境は大きいメリットでもある。

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片山は「ティーショットはフェアウェイ真ん中にいってくれたら、なんとかね。でも大変だなって改めて思って。みなさん、改めて素敵だなって。去年病床にいたことを思い出したら、こうしてゴルフ場に来て球を打ててることが幸せです」と言葉をかみしめた。

「まあ…楽しいまでいかない必死さが漂ってると思いますけど。哀愁が漂って歩いてるんじゃないですか。今は何をやっても幸せです」。

第2ラウンドを終え首位と5打差の王者・片山。

片山が優勝すれば、50歳を超えてからの日本タイトル制覇は、2018年「日本プロ」谷口徹に次ぐ史上二人目で、谷口の持つ史上最年長優勝の記録を更新する。

「楽しく歩ければ嬉しい。地道に伸ばしていけばいい。今は不安なくゴルフをしているのは確かです」と、日本プロ2勝を含むツアー31勝を飾る実力派がじわりと優勝争いの輪に加わってきた。

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