「第93回日本プロゴルフ選手権大会センコーグループカップ」(6,991yard/Par72)の第1ラウンドは144名でスタートした。午前中から降り続いた雨の影響で、競技は15時ごろに一時中断となったが、16分後に再開された。午後スタート組では前田光史朗、竹山昂成、小木曽喬がいずれも7アンダーを記録し、午前組の岡田晃平、木下稜介と合わせて5人が首位に並ぶ混戦で大会初日を終えている。
前田光史朗は2025年賞金ランキング54位でレギュラーツアーシード選手だが、日本プロゴルフ選手権の出場資格には「2025年JGTマネーランキング50位までのもの」と資格条件からは外れているため、3月に茨城県のロックヒルゴルフクラブで開催された北関東地区予選に出場し、2日間36ホールで通算9アンダーで、堂々のトップ通過を果たして本選への出場を決めている。
今シーズン、前田は開幕戦から出場しているが、中日クラウンズ、関西オープン、そして日本プロと3試合連続で初日首位の座を仕留めての好スタートだ。これは1982年謝敏男、1985、1986年中島常幸に続いて4人目の記録でもある。
前田は中日クラウンズで初日62をマークしたが二日目に74を叩き11位に後退し、最終順位は24位にとどまった。また関西オープンでも初日66を叩きだして単独首位と初優勝に期待もかかったが、「やっぱりスコアがまとまらずにズルズルと崩してしまった」と反省する。
ビッグスコアを狙える実力があるだけに、前田にとっては「今回は気負わず、力みすぎずにラウンドすること」が大きなテーマとなっている。
「先週までのコースは耐え合いでしたが、今週は伸ばし合いのコースだと思います」と状況を見定める。「初日なので、ある程度低い目標というか、3アンダーを目標にしていました。高望みしないゴルフ、自分に期待しすぎないゴルフをしたい」としていたが、3戦連続で初日首位と注目を集められたことも、自分を奮い立たせてくれている。
「意識はすると思いますけど、気にしすぎちゃったというのは反省しています。調子自体も悪くないので」と明日、3度目の首位発進に向け、25歳の前田は"心技体"の"心"を強さに変えたいところだ。
小木曽喬はツアー開幕戦ISPS HANDA Japan-Australasia Championshipを戦い終えた直後、不注意で左足首の腓骨を骨折するけがを負った。全治約2か月。休養後は中日クラウンズ、関西オープンを経て日本プロに出場し、徐々に回復をみせている。
「骨折をしてから体のこと、基本をやるようになって、ケアやトレーニングを含めていい方向」と感じている中での初日トップは上々の滑り出しだ。
「ショットがいい感じで来ている」といい「雨が降ってライ次第では止まるロケーションになったので、フェアウェイよりアングルを大事にプレーした結果、いい方向に進んだのも沢山あった。ホールによってはフェアウェイバンカーを狙って打ったホールもあった」と状況判断もマッチした。
「雨が降ってこういうセッティングでスコアが出だしたときに初日は大事。僕のゴルフ的には、絶対的に我慢どころになったほうが自分の強みが出せます。セッティングが難しいほうが僕にはあっている」と小木曽は上がり2連続バーディも含め、良い手ごたえをつかみつつある。