シニアツアーで唯一リョーマゴルフのキャップをかぶり、リョーマゴルフのクラブフル装備で戦っている山添昌良、58歳。シニアツアー参戦10年目という節目の年を迎え、長年プロ活動を支えてくれた“リョーマゴルフ”の冠トーナメントという特別な舞台に立ち、「ここから反撃したい」と強い決意を胸に、記念すべき第1回大会での躍動を誓った。
山添はシニア入り前にリョーマゴルフと出会い、これまで10年もの間「飛距離が出て、打感もいい」とクラブに信頼を置いて、技に磨きをかけてきた。
2017年にシニアツアーデビューを飾り、2018年開幕戦・金秀シニアで初優勝。金秀シニアから3戦目のすまいーだカップでシニア2勝目。翌年のすまいーだカップで大会連覇し、シニア通算3勝をあげている実力派でもある。
2024年に賞金シード落ちと苦戦。今年のシニア最終予選会ではランキング56位と振るわずツアー出場の機会は現実的に厳しい状況だ。それでも本大会出場に向けては4月10日に開催された“主催者予選会”と呼ばれる男子シニア最終選考会に出場した。そこで3位という実力を証明し、出場資格を手に入れた形でもある。
山添のドライバーの飛距離は260、270ヤード。全体的に安定したクラブ性能とグリーンフィールゴルフ倶楽部のプレー経験を頼りに、大会に向けて調子をあげている。
グリーンフィールゴルフ倶楽部は「ロングヒッターが有利になることはないですね。14本のクラブを存分に使う戦略が必要になりますし、コース自体は比較的フラットです」と天野克彦競技委員長は特徴を説明する。
山添は「グリーンが大きいので、セカンドの距離感が難しいです。グリーンの状態はすごくいいので、どうバーディチャンスにつけられるか。アンジュレーションも結構あるのでそのあたりがキーポイントになってきます」といい、ショットだけでないグリーン上の戦略も腕の見せ所になる。
2日間大会で、シニアの部のヤーデージは”6,807ヤード”ととりわけ長いわけではない。飛距離にとらわれることなく、選手には優勝のチャンスが広がり、選手自身のモチベーションも高まっていく。「今は課題をもって練習に取り組んでいて、ちゃんと結果を出したいです」。
これまで10年お世話になっている”リョーマゴルフ”に結果で恩返しがしたい。数年くすぶっていた自分のゴルフに、山添は日高村で「反撃」することを誓った。