「関西プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会KOJIMAホールディングスカップ」が広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コースで、4月23、24日の2日間開催される。西日本で活動する60歳以上のグランドシニアプロ66名、68歳以上のゴールドシニア34名が参加。広島初ゴルフ場として、昭和27年(1928年)に開場。もうすぐ100周年を迎える歴史あるコースで高麗芝のグリーンが特徴。コースを設計した佐藤儀一氏は広島出身。クラブハウスのある高い位置からは瀬戸内海の美しい島々が眼前に広がり、自然の形状と景観を最大に生かしたコースということが感じられる。
石井裕人競技委員長は「フェアウェイは狭いですし、グリーンも狙いどころが狭い。高低差もある丘陵コース。距離は長くないのに、プロでもスコアはなかなかだせないコースです」と特徴を話す。
「去年はアンダーバーは倉本さんだけでしたよね。ショットをペタっと止められる技量がないと難しい」といい、昨年大会は倉本昌弘が2位の伊藤正己に8打の大差をつけてゴールド初優勝を飾っている。
本大会を鈴が峰コースで開催するのは5回目。広島出身の倉本が、広島ゴルフ倶楽部の理事長に就任してから8年目。そして2年連続で「コジマホールディングスカップ」と協賛に賛同いただいている背景には、倉本がグランド・ゴールド大会に目的と価値を示しているのも理由である。
倉本が今年大会連覇すれば、関西ゴールドシニアで2018年菊一利彦以来、5人目の快挙でもある。関西グランドでは2連覇している倉本が、今年もホームコースで安定した成績を出せるかにも注目したい。
ゴールドシニアは68歳から85歳までの34名が出場。最高齢85歳の古市忠夫は「またこうしてチャンピオントリオで練習できて楽しかった。いい練習になりました」と白い歯を見せる。2009年覇者の古市には、菊一利彦(2017、2018年)、谷中宏至(2019年)、そして大会未勝利だが毎年楽しく競い合っている曽根保夫と、良きライバル仲間に恵まれる。
菊一は「明日は雨予報でてますけど、そんな予報がでているって知らないで、やるつもりでね。平常心でやりきりますよ」と言い、せっかくの一年に一度の大会を心待ちにする。
グランドシニアは60歳から67歳までの66名がエントリーした。「自宅から車で1時間くらいかな。ジュニアの時からプレーさせてもらっています」と山口県防府市出身の木原徹(64)は胸を張る。「難しいのはグリーンの順目、逆目の読み。一年に一度の大会、楽しみにしてきましたから、精一杯頑張ります」と意気込んでいる。
また先週14日、グランドデビューを果たしたばかりの河村聡(60)も出場。「自分で思っているよりも歳とっちゃったなって。自分は60歳よりもぜんぜん若いって思ってますよ。だから不思議な感じ」とにっこり。
「先輩方も若い姿でゴルフやっているし、そういうのは励みになります。最近は骨折したり故障が多かったから、すっかり下降線でした。だからこういう試合を励みに頑張りたいと思うんです」。グランドルーキーとして悪い流れを切り替えるタイミングを掴みたいところ。
「コースはとてもオーソドックスで面白いです。倉本さんは言っていたように技術がいるとは思いますが、その中で自分の持っている技を最大に使えれば」と前を向いた。
一年に一度、自分のゴルフがどの位置にいるかを確かめられる上、昔からのライバルと顔を合わせられる大事な試合。一年に一つ年齢を重ね、ゴルフ人生で新たな楽しみを見つける二日間大会が始まる。