2022年日本プロチャンピオンの堀川未来夢が蒲生ゴルフ倶楽部の印象を語った。
堀川は大会直前特別番組(5月17日 BS フジ放送)の撮影で会場を訪れていて、ラウンドを通じて率直な感想を伝えてくれた。日本プロ記者会見後に桑原克典コースセッティングアドバイザーと対談し、日本プロ開催1年目のコースにどう向き合うのか、また桑原がこれまで3年間コースにどう向き合って戦略を作ってきたのかを知る興味深いクロストークになった。
堀川:試合のときはうまく仕上がるんじゃないかっていうくらい、きれいなグリーンでした。シンプルで大きな傾斜があるのですが、ベースの傾斜が結構強い。この状態でスピードが加わったら、ピンポジションをどこに切るのかなっていうのは結構楽しみです。
なにしろグリーンが小さいので、選手はいろんなマネジメントがでてくるのではないでしょうか。ティーショットを打つ選手が三者三様の攻め方をするような面白いコースだと思いますね。それぞれの選手のクラブ選択がある感じなので、ギャラリーさんにとっても面白いはずです。
桑原:グリーンは基本2グリーンだったので、非常に小さい形状ですし、傾斜もあるので警戒しますよね。コース自体も年数が経っていますし(約50年)、複雑な傾斜やグリーン自体もちょっと小さい。傾斜にも砂を入れたりしますから、本番のピンポジションは悩ましいところです。多分堀川選手は今日の砂の入れ方をみて、これ硬くなるなっていうのを感じ取ってもらったと思います。
距離がウィークポイントなので、グリーンのコンパクション(硬さ)をだすことで難易度をあげようというのは大会側としてはあります。それでエキサイティングな展開を期待しています。
堀川:飛ぶ選手が有利だとは僕は思わないですね。日本プロのシーズンになるとラフもしっかりのびてきて、これくらいグリーンが小さいと、フェアウェイから打つというアドバンテージがかなり大きくなるので、小さなグリーンでも落として止められる攻め方をしたい。確かに若手選手は4日間、ティーショットが定まれば上に行くと思いますが、ラフに入るときもあります。あのラフからグリーンを止めるというのは難しいです。
桑原:今回の大会セッティングに関しては堀川選手には結構有利かなと思っていて。飛ぶ選手にとっては普段あまりやったことがない刻まないといけないストレスがある。そういうところもメンタルをどう72ホールで保っていくか、冷静にね。メンタルをフラットにし続けられるようなコースだと思います。
堀川:メジャータイトルのかかっている大会ですから、普段よりも気持ちが一層入ります。桑原さんが言っている心・技・体、そして忍耐力が求められる。積極的に行きにくいので、自分のメンタルを平常心に保ちながら、淡々とプランを達成していくほうがスコアにはつながると思っています。僕は桑原さんのピンポジションが好きなんですよ(笑)。セカンドショットをどれくらいの距離で打つかによって、左サイド、右サイドの余白を考えていて、そういうイメージが僕の感覚とあうんです。
桑原:今日コースに出てみて、何か準備しておこうと思ったことがあれば聞かせてください。
堀川:これから3年間やっていただけるということですから、最善を尽くしたマネジメントもアップデートされていきますよね。3年目を考えたときに、自分がこのコースを熟知しているような感じの攻め方になれると思います。グリーン周りの難易度は、アプローチのテクニックを上げるというよりも、まずはコースを知ることによって、どこからアプローチをぶつけていくのかが大事ではないでしょうか。しっかりセカンドショットで外すところを考えて、そこからパーセーブしたりとか。
自分がセーフティーに行き過ぎてもだし、アグレッシブにも行かないとならないし。準備するということでは熟知=練習ラウンドで情報を得たいです。
グリーンは結構パッティングで得意不得意の差が出ると思います。細かい傾斜があればあるだけ、自分のライン読みにズレがでるんですけど、こういったシンプルなグリーンだと割と自分のイメージ通りに複雑にも曲がらない。想像力、ライン読みとかが上手な選手が入ると思います。
全体傾斜が強いので、1,2メートルのパットでもしっかりとカップ外して打たないと。合わない人はとことん入らないと思いますよ(笑)。
桑原:グリーンのピンポジションを手前に切ったときなど、レイアップするしないというのは考えさせられると思いますが、そのあたりはいかがですか。
堀川:ティーショットが近くまで行ったときに、40,50,60ヤードぐらいの距離だったら、100ヤードと同等って感じがします。これくらいグリーンが小さいとファーストバウンドでポンって前にでるので、難しくなってきますから。逆にフェアウェイでも残り40ヤードよりも100ヤードのほうがいいっていうケースもある。落としてピタっと止められるほうがいい。イメージとしては名古屋の和合の雰囲気があります。
しっかりと何番アイアンを使ってグリーンをとらえようとかピンポジションを見て『桑原さんはどうしたいんだろう』って考えながら、落とし穴にはまらないようにやっていきます。
7番ホールが最難関で、セカンドショットは左足下がりでかつ打ち上げ。ボールの放物線が最高点を迎えたところでグリーンに着弾するような感じだと、ボールは止まらない。唯一パー4でグリーン面が見えないですから、そういう意味でもイマジネーションも大事。風の要素も加わりますし考えなきゃいけないですね。
◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇
二人のプロがそれぞれの立場で語る蒲生ゴルフ倶楽部の攻略。大会チャンピオンティーから大会アンバサダーがラウンドした動画を4月7日からGoody! TVで公開。ぜひこちらも参考に大会のみどころを増やしてみてはいかが。