2026年のシニア最終予選会には、ツアーで活躍したネームバリューのある選手が出場している。97年にいぶすきで行われたカシオワールドオープン覇者でレギュラー3勝をあげている日下部光隆は「グリーン仕上げすぎ」と苦笑い。それでも初日はパープレー15位で回り、上位に着けている。
レギュラー7勝をマークしている久保谷健一は、大会初日に54歳の誕生日を迎え1アンダー8位と好スタートを切っている。
出場選手で21年シニア賞金王タイトルを獲っている篠崎紀夫は「グリーンは想像を絶する硬さ。グリーンも読みづらいので手こずりました」と苦戦した様子。「ウェッジをつかってもグリーン上で7~8ヤード球が転がっていくし、計算も含めこんなに難易度が高くて」とびっくりするが「長い距離のパッティング次第。あと2日頑張ります」と3オーバー54位とまだまだ上位を狙える位置にいる。
「ほんとに素晴らしいコースコンディションに仕上げていただいています。グリーンはメジャー級の仕上がりで、年々クオリティも難易度も上がっていると思いますし、フェアウェイ、バンカー、要素すべてのベストタイミングに合わせていただきました」と競技委員長の天野克彦氏は今年の舞台を絶賛する。
グリーンスピードは12フィート。コンパクションは24。ボールはグリーンに吸い付くような転がりだ。ひとつだけ懸念していることは「しばらくエリア自体が雨不足なんです。散水することも難しい」というが「グリーンキーパーの濱崎さんはじめ、コース管理のみなさんが最終予選を争うのに相応しい環境を準備してくださいました」と大会初日を無事に迎えることができ感謝を示している。
初日を終えた上位選手のコメントは以下。
首位3アンダー(69) 井殿康和
グリーンが硬すぎて、速すぎて難しいです。もう手前から手前から攻めているんですけど、ボールも転がって奥になんとか着いてって。
正直、気持ちだけはしっかり攻めようって。今週は守らないようにしようって。ラウンド中、ナイスショットは数えるほどしかないです。
バーディはそこそこついた感じで獲れました。11番は4メートル。16番は2メートル以内。ほんとにこれでいいの?このクラブでいいの?って思いながらの距離感で打ってピタッとついた感じですよ。
攻める気持ちでいったのが、後半の8番ホール。ピン裏5メートルにいってバーディ。
最終9番ホールもセカンド101ヤード、サンドウェッジ持って、ほんとにサンドでいいのかなって思いながら3,4メートルにつけてバーディでした。
自分で振り切る、距離を信じてやるしかない。そう自分を鼓舞しながらあと2日やります。ヘルニアの痛みに耐えながら、体持たせます。
3位タイ 2アンダー(70) 梅田有人
スタートホールからオッケーバーディが獲れて、ちょっと気持ちに余裕ができて。ショットは良くなかったですけど、パターが大事なのが決まってくれました。
後半は3パット1回しましたが、グリーン外しても寄せて凌ぎながらでした。後半はバーディ2つ。パッティングで助かりました。グリーンが硬くて速いので、弱いくらいのタッチでいいかなと思いながら。
自分の感覚で打ったら、大体オーバーします。だからショートでいいって。パーでいいんだって言い聞かせています。
とりあえずボギーを打たないように我慢の連続。カップに寸止めというような感じで打ってました。本当にグリーンの仕上がりがすごい。
先週も3日、先輩方と練習にきました。その時もグリーンは硬くで速く。先週よりもグリーンが速くなっていますよ。だから傾斜もピンポジションもグリーンの状態を考慮してセッティングしてくれているとは思いつつ、本当に難しいですけど。
自分の中で感じよく、良しって思ったら、1.5倍くらいは行っちゃうので、慎重に。
今日は同い年の横尾要さんと回ったのも良かった。プレーペースもリズムも本当に回りやすいです。スーパースターですよ(笑)。面白いですし、負けたくないから、着いて行こうって思って。淡々とプレーする横尾さんと同組で良かったです。
8位タイ 1アンダー(71) 中川勝弥 ※シニアルーキー
新たな気持ちで参加させてもらっています。
レギュラーツアーでは3、4年シード取らせてもらったのですが、その時の先輩方とこうして再会できてすごく新鮮ですし、楽しみにしていました。
予選会を視野にいれて、この4,5年シニアに向けて準備してきました。
カシオの時もいぶすきでプレーしていましたけど、こんなにグリーン難しかったっけ?って。それにしても、本当にグリーンの仕上がりがすごいです。雨不足なので当然硬くなってしまいますが、ゴルフの難易度がぐんと上がりますからね。
他の組のプレーみても、ボールが止まる気配はないし、ラフからだと一瞬のうちにボールが奥ラフへ。でも警戒しすぎると、グリーン手前のところでは芝生が揃ってないので難しい。
パーオンをテーマにスタート。でも前半は、当然予選会の緊張感と気持ちの高ぶりがあったのでバタバタして嫌なスタートでしたが、途中からまだ残りホールあると言い聞かせていました。ようやく最後8メートルのご褒美バーディが来てほっとしたところです。
ゴルフって考えすぎると打てないし、ライン乗ってもショートしそうだとか、ぱちんと打つと速いから警戒したり。寄せワンみたいなゲームでセーブしていますね。
レギュラーの予選会とおなじく、初日、二日目が大事です。若くて勢いのある時に絶対にやり切らないと。去年は岩本(高志)先輩が先に頑張ってくれているので、僕も負けないようにって挑みます。
8位タイ 1アンダー(71) 藤代健太郎 (TCP-B)※シニアルーキー
上出来です。前半は落ち着いていたのですが、後半はショットが乱れてしまって、結局耐えるゴルフになってしまいました。風もどっちかわからなくて、少し悩む部分ではありましたが、なんとか自分の中で立て直しながら耐えてプレー続けました。
シニア入りを楽しみにして、ここ3年くらい必死に練習してきました。なんとか結果を残したいと思っています。
普段は千葉県茂原にある明治ゴルフセンターで週4日レッスンしています。
30代、40代と練習できていなかったことあり、レッスンの合間に週2回はラウンドするようにしてきました。千葉の市原のゴルフ場はまんべんなくいってきました。
1月に3日練習ラウンドでコースに来ました。コースの雰囲気は確かめたのですが、直前の練習で全然スコアが出なくて不安でした。ただ分かったことは、必死にパーをとることと、大きいクラブではできるだけ打たないということ。
気持ちで進めるプレーもあと2日間、できるだけボギーうたないように。攻めるとドツボにはまりそうなコースという気がするので。基本パーを積み重ねていきたいです。耐えていくだけ。
ティーチングプロとして見ていただけるともわかっています。ティーチングプロだから、やります。
28位タイ 1オーバー(73) 渡部光洋 ※22年いわさき白露シニアチャンピオン、25年シニア最終予選会トップ通過
もう、おとなしく、おとなしくやります。それにしてもグリーンが仕上がりすぎです。
ロングきざんでいるようでね、きざんでいなかった。セカンドでグリーンオーバーしてますよ。足し算、引き算はできてるんですけど、たまに掛け算しちゃう。
あと2日は我慢です。しずかーにやります。
54位タイ 3オーバー(75) 田島創志 ※シニアルーキー
前半は体がふわっとしててOBもありましたが、立て直せました。やっぱりグリーンの硬さとか最初2,3ホールなれるのに時間が必要でしたね。ただ、思っているよりも硬くて。頭使います。朝だってパー、ボギー、ボギーと出てってあれっ?って。前半は風も強かったですけど、なんとか収めてプレー進めて、ずるずるいかなかった。
2日目はアンダーパー目指して。ウェッジを使うシーンも多いし、そういうところでしっかりコントロールして止めて。ワンピンぐらいをいくつ入れられるか。ベタピンに着けられない。
結構ダブルバイクが多いし、グリーンのタッチも難しい。パター一本しか持ってこなかったです。失敗でした(笑)。
打っちゃうんですよ。芝が結構生えているから打っちゃうんですけど。芽が詰まっているし、実際に本当に速いんです。
先週父親が亡くなって。先週だったから、今週はここに来ることもできた。この緊張感ある空気感でゴルフアジャストしていかないとというのは、得意だと思っています。やれることをやる。今の手持ちのパイの中でやるしかない。
レギュラー時代のカシオで回っていることはすごく覚えています。僕は野芝というか、硬いフェアウェイ、それでアップダウンあるコースが得意なんですよ。分厚いフェアウェイは苦手。
ムダな、変なミスをなくしていけばいい。徐々に修正しながら。それがゴルフ。最終日目標スコア目指してやります。一番若いですし、一番距離が出ると思ってやってます。
シニアツアーって、めちゃくちゃ楽しいですよ。悲壮感が無いからかな。予選会から手ごたえ掴みながら意外とやれそうって。自分の目の前のことをひとつずつこなすことだけです。