日本プロゴルフ協会には、4000名を超えるティーチングプロ資格保有者が在籍しています。PGAではティーチングプロ会員のみなさまに日々のレッスン活動の中で研究、また実践している理論、その中で考案されたレッスン用具などについて成果を発表するPGAティーチングプロアワードを一年に一度実施しており、アワードを通じて「クオリティーの高いPGA会員の教える技術」を広めることで、ゴルフ初心者から上級者までゴルフ上達の一助になることを期待しています。
今年は14名がエントリーし、1月20日、21日の2日間にわたりアワード選考会を東京にある千歳ゴルフセンターで実施しました。オリジナルレッスン理論やレッスン法といったアイデアをプレゼンテーションし、PGA役員や専門指導員による審査を行いました。プレゼンテーション時間はひとり15分以内。アワード最優秀賞には賞金100万円が贈呈され、今年の発表内容に期待も高まります。
尚、ファイナリストの発表は2月中旬を予定しており、今年はZOOMウェビナーを利用した公開プレゼンテーションを行います。(5月上旬予定)
どのティーチングプロ会員も、オリジナルの新しい理論を提唱していました。今回参加された14名を発表順に紹介します。発表をお楽しみに。
1月20日
大本 研太郎 TCP-A (Jr.) スポーツラボ
前田 賢祐 TCP-A (Jr.) リバレゴルフヴィレッジ
永井 秀幸 TCP-B フリー
増田 能成 TP/TCP-A フリー
伊藤 将平 TCP-A (Jr.) ヨコハマインドアゴルフ
小池 春彦 TCP-B ハルゴルフクリニック
1月21日
加嶋 寿人 TCP-A (Jr.) 目黒ゴルフ練習所
是永 宏史 TCP-A (Jr.) GEARmania
宮﨑 亮他 TCP-A (Jr.) ryota golf
宮原 文幸 TCP-A 宮原ゴルフ&ウェルネス
金子 智昭 TCP-A 鬼怒川カントリークラブ
日山 裕文 TCP-A (Jr.) TOP ONE GOLF
垂木 隆明 TCP-A (Jr.) フリー
宮上 純一 TCP-A フリー
(名前リンク先は会員プロフィールページ)
大本研太郎 所属:スポーツラボ ◇2018年 最優秀賞受賞者
テーマ グラビティメソッド×AI 心技体知徳のデジタル化 ~本来備わっている能力を呼び覚ます~
「アワードでは重力理論とAIを融合し、感覚的な「心技体」を完全デジタル化をしました。メンタルトレーニング、バイオメカニクス、物理学、AIなど最新のものを学び、現在のレッスンへつなげています」
前田 賢祐 所属:リバレゴルフヴィレッジ 初出場
テーマ クラブフェースの向きの確認と修正 ~ボールの飛び方は軌道とフェースの向きで決まる~
「ボールの飛び方はフェースの向きが与える影響は80パーセントとされている中、ダウンスイングからインパクトにかけてわかりずらいのが現状です。インパクト付近でのフェースの向きについて、可視化して学べる練習方法を提唱しました」
永井 秀幸 所属:フリー 初出場
テーマ エンパサイス理論 ~クラブの動きの邪魔をしない!~
「特に初心者、シニア、女性など、比較的力のない方が効率的に飛距離を伸ばす事ができます。スイングイップス気味な方も改善するキッカケになる得ると考えています。レッスンにおいては、生徒様にたいして寄り添いや共感を大切にしています」
増田 能成 ◇2012年功労賞受賞受賞者 所属:フリー
テーマ 地元地域のイベントステージで弾き語りとゴルフレッスンをしています ~イベントでゴルフレッスンを見ていただきゴルフ人口を増やしたい~
「地元地域のイベントステージでのゴルフレッスンは、ほとんどがゴルフをしない方ですので、ゴルフについてのわかりやすいレッスンをしています。ゴルフをしたことのない方々に、ゴルフに触れる機会をご提供したい。新たな出会いを大切にしたいと考えています」
伊藤 将平 所属:ヨコハマインドアゴルフ 初出場
テーマ 脳にインストールする「見えない器具」~歌×リズム×動作で再現性を高める共創型ゴルフレッスン~
「歌」を見えないレッスン器具として使い、覚える、動ける続くを同時に実現しました。対象者と一緒に作ることで、練習の質と継続率が上がります。初心者から競技者まで同じ仕組みで展開できる「汎用性」も強みです。
小池 春彦 所属:ハルゴルフクリニック 初出場
テーマ ゴルフ指導の新基準をつくる! ~‘メソッド5🄬×楽軟体🄬が」示す”身体から整える”生涯ゴルフ革命
「35年間、延べ2万人の指導経験からみえてきた共通課題は「技術理解はあるが身体機能が追いつかない」による伸び悩みでした。そこで東京大学・中澤公孝教授との共同研究によりEMGデータを取得し、上達を阻害する身体機能要因を科学的に検証しました」
加嶋 寿人 所属:目黒ゴルフ練習所 初出場
テーマ 指一本であなたのゴルフが変わる ー指さし確認でスイング作り 「センスはいらない。必要なのは確認だけ」
「感覚やセンスに頼らず、確認という行為を軸に上達するための考え方です。スイング理論やメソッドが異なっても、上達に不可欠なのは『自分の動きを認識し、ズレに気付き、修正する』プロセスであり、それを最もシンプルに実行できるのが指差し確認です」
是永 宏史 所属:GEARmania ◇2025年 優秀賞受賞者
テーマ ゴルフはタイミングのゲーム2 ~グーマジックと体の使い方の最強の組み合わせ~‘
「スイングに迷ったら帰ってくる場所を作ることで、迷わず上達できるゴルフスイングの簡単ドリルです。ゴルフはタイミングのゲームのグーマジックと組み合わせて体の使い方に特化したレッスン法です。現在のレッスンでは、バランスディスクを使ったディスク投げを取り入れています」
宮﨑 亮他 所属:ryota golf 初出場
テーマ 正しい手打ち ~インサイドアタック・フェースコントロール・ポスチャートレーニング~
「手打ち」を否定せず、再定義しています。多くの発表が「体を使う」「手打ちはダメ」という前提に立つ中で、「正しい手打ち」という逆説的テーマを掲げています。多くのアマチュアは体主導を意識しすぎることで、クラブ操作が遅れ、入射角やフェース向きが安定しない傾向にあります。そこで、まずポスチャートレーニングによりアドレスからフィニッシュまでの8ポジションと短縮した形で姿勢を整え、手を使いやすい準備をします」
宮原 文幸 所属:宮原ゴルフ&ウェルネス ◇2017年優秀賞受賞者
テーマ 可視化によるゴルフスイング改革 ~ゴルファーの運動機能を引き出す可視化トレーニング~
「中高年・高齢者ゴルファーが本来持つ運動機能を十分に発揮できていない要因に着目し、改善手法を提案するものです。加齢に伴う筋力低下は避けられませんが、検証の結果、スイング時に骨盤回線を専攻させ、体感を下から連動させることで、筋出力および力の入りやすさが向上することが確認されました。この動作取得を支援するため、メガネとベルトを考案しました」
金子 智昭 所属:鬼怒川カントリークラブ 4度目出場
テーマ ショットクラフトメソッド ~科学の研究をゴルフレッスンに取り入れる試み~
「新しい科学の研究をどのように現場に落とし込むかということの一例を、ショットクラフトというメソッドに即して説明します。ほぼすべてのシチュエーションに応用可能なスキルの基礎を身に着けることができるメソッドです。ゴルフレッスンする側にも採用しやすく、初級者から上級者にも応用できるので、指導力を問わず、年間を通して質の高い授業を組み立てることができるようになります」
日山 裕文 所属:TOP ONE GOLF 初出場
テーマ ゴルフ上達のカギ!「順しなり」と「逆しなり」を可視化!! ~「リズム」「テンポ」「タイミング」も整いゴルフが簡単になる練習器具
「お客様とのレッスンで誕生した練習器具をご紹介します。スイング中、シャフトの「順しなり」や「逆しなり」を感じ理解できるようになると、スイングの「リズム」「テンポ」「タイミング」が整い、打ち急ぎや振り遅れなどのミスが激減します。そんな夢のような練習器具を発明しました」
垂木 隆明 所属:フリー 6度目出場
テーマ 紙で習得する正しいインパクトゾーン ~誰でもが気軽にできるスイング上達メソッド~
「老若男女の方がお手軽にできるレッスン内容です。今回のメソッドでは上級者の方が感覚として習得しているインパクトもしくはインパクトゾーンを誰でも気軽に練習できるように『どこにでもある紙を再利用する』というところに工夫を凝らしています」
宮上 純一 所属:フリー 初出場
テーマ ゴルフスイングは、コンパスで円を描くスポーツ ~私の提唱するコンパススイング理論とは・・・~
「独自で開発しましたスイング矯正器等を使用したプレゼンになりますので、理解しやすいと考えております。レッスン歴43年から編み出されたコンパススイング理論です。ゴルフは止まっているボールを打つわけですので、クラブヘッドを使いコンパスで円を描いてボールを打つスポーツです。スイング軸と腕の振り方を別々に覚えてもらうことにより、初心者も飲み込みが早く容易に早く上達してきました」