PGAティーチングプロB級講習会受講修了者を対象にしたPGA入会セミナーが12月16日、静岡・掛川にあるつま恋リゾート彩の郷で行われた。最終講義の日は、午前に「プロゴルファーの責任と信頼」という反社会的勢力との関係排除をテーマにした講座から始まり、午後には「PGA組織と運営」「ゴルフ法学」「ゴルファー保険」と連続した講座を用意。ガイダンス後にはPGA明神会長よりPGA会員証がひとりひとりに授与され、会長は新会員の誕生を心より祝福した。
PGA明神会長は新入会員を前に「40年ほどレッスン活動をしている先輩として、みなさまに改めてお伝えしたいことがあります。レッスンで一番大事なのは『ゴルフを楽しませる、楽しんで続けてもらう』ことです。それが一番早い上達の道なんです。そのためには、ティーチングプロみなさん自身が楽しんでいれば、生徒さんも楽しくなる。基本的なことではありますが、みなさんが楽しんでゴルフの魅力を丁寧に伝え続けてください」とアドバイスし、来年から始まる新たな人生のステージに大きな期待を寄せた。
実技試験をクリアし受講資格を得てから、PGAゴルフ理論を約1年半かけて学び、座学や実技検定を合格した72名の新入会者は2026年1月1日付けでPGA会員として認定されることになる。女性会員6期生は13名が入会する運びとなった。
合格平均年齢は31.8歳で、最年少は21歳で熊谷地陽、古澤凛、山本歩夢、横山翔伍の4名。最年長は63歳の堀江靖見。50歳以上の合格者が10名とシニア世代の挑戦も年々増えている。
このB級講習会は前期・後期合わせて6学期、計26日間の受講期間が必要で座学、説明検定、レポート提出、実技指導と数々の講座が用意されており、PGAゴルフ理論を徹底して身に着けるカリキュラムが組まれているスケジュールになっている。B級取得後はA級講習会の受講が可能で、指導のレベルアップを目指す会員も多く、A級受講することでジュニア指導員資格も付与される。
2026年は新たに72名のB級ティーチングプロ会員が加わることで、ゴルフ普及の歩みがより活気づくことを期待する。
また今年のティーチングプロA級取得者は42名、また2名のトーナメントプレーヤー会員がB級講習会を受講し、新たにトーナメントプレーヤー・プラス・ティーチングプロB級会員も増員される。