鹿児島にあるいぶすきゴルフクラブで11月23日に行われた今季シニアツアー最終戦「いわさき白露シニア」の最終ラウンド。首位と3打差6アンダー6位タイからスタートしたタマヌーン・スリロット(56)が66をマークし、トップタイからスタートした手嶋多一(57)を捉え、通算12アンダーでスリロットと手嶋がプレーオフへ。
18番パー5ホールの1ホール目で、スリロットがパー、手嶋がバーディを仕留めて優勝。2019年金秀シニア、2021年日本シニアオープン以来、シニア通算3勝目を挙げた。優勝賞金1000万円を獲得し、手嶋は賞金ランキング6位で今季を終えた。シニア賞金王は宮本勝昌が3年連続でタイトルを獲得した。
「前半は順調でしたが、中盤から思うようにできなかった。強敵揃いの中で優勝考えずに3アンダーか4アンダーで回りたかったというだけ。とりあえず目の前の一打を大事に、ドライバーをフェアウェイにおいて、グリーンでバーディチャンスを作れるように。最後2パットでいきたいというだけ。最後は久々にしびれました。入ってよかった」と笑顔をのぞかせた。
「今回素晴らしい天気の中で優勝できて、ほんとうに嬉しいです。来年ディフェンディングチャンピオンとして戻ってこられるのを楽しみにしています」。最終戦は、地元九州出身・手嶋の優勝で幕を閉じた。
今季シニアツアーは全16試合を終え、賞金ランキングも決定。来季ツアーの賞金シード選手は30位までとなり初シードは岩本高志(4位)、海老根文博(8位)、矢澤直樹(11位)、古庄紀彦(14位)、太田祐一(18位)、谷昭範(21位)、杉山直也(30位)の7名。
賞金シードを復活させたのは桑原克典(12位)、野仲茂(26位)、宮瀬博文(29位)の3名。
2026年3月に行われるシニアツアー最終予選会(※)には、賞金ランキング50位までの選手に出場資格が付与される。51位以降の選手はシニアツアー2次予選会で上位通過を目指すための戦いが再来週から始まる。
※PGA会員で前年度シニアツアー出場有資格者(③④⑤⑥⑪⑮保持者)については最終予選会から出場可能