堺谷和将(55)が第1ラウンドを4バーディ・ボギーフリーという好プレーで4アンダー首位グループに入っている。
「緊張はしているんですけれど、今日はアイアンが全部思ったところにちゃんと打てていた」と振り返り「グリーンを外したのは8番ホールだけ。アイアンのミスが無かったです。伸ばそうと思ったら伸ばせたような手ごたえの中で、ゴルフ自体は落ち着いてプレー出来ていました」と緊張の糸がほどけた様子。
アイアンショットの精度が上がったことで、セカンドショットをピンに着け、パッティングの一打に集中を向けることができている。
今年6月の「すまいーだカップシニア」では65をマークし単独首位発進。最終順位は6位タイに終わったが、続く「スターツシニア」では3日連続で60台を叩き出し、7位に入る健闘をみせているがトップ10入りはこの2大会のみ。堺谷はこれまで全14試合に出場し、公式戦は予選通過を果たすことで自信をつけてきた。いよいよ来年のシード権が掛かる”終盤戦”に突入し、緊張も高まりつつある。
「これまで初日は良くて、崩しちゃうパターンが多かったんだけど。今回はそんなこと言ってられない。意地で最終日まで続ける。もちろんピンチも来るけど逃げないから」とあきらめない姿勢を貫く構えだ。
昨年を振り返るとシニア最終戦では、シードギリギリの賞金ランキング30位で大会を迎え、初日は「73」とし33位でスタートしたが、2日目に「67」と猛チャージし8位へジャンプアップ。ところが最終日に「76」を叩いて30位で賞金を積み上げられず、最終のランキングは33位で逆転を許してしまった。
「今年こそ、最終戦より前のタイミングで楽になりたい。それだけが願い。夜も眠れないよ」と苦笑い。シード権獲得を目標に戦う堺谷が、シニア6年目という経験を武器に、残り2ラウンドに向けてギアを一段あげた。
以下、賞金シードを確定させている首位タイ選手のコメント。
□ 1位タイ (-4)タマヌーン・スリロット ※賞金ランキング2位
雨じゃないと、ゴルフ調子いいね(笑)アイアン、パターが一日良かったです。ノーボギーゲームに繋げられて満足です。
16番のゲーム運びが良かった。ティーショットはフェアウェイに。セカンドはピンまで残り150ヤードを1ピンに着けてバーディでした。最終18番では、ティーショットは右のラフ、セカンドは左のラフへ飛んでしまったのですが、アプローチ残り60ヤードをウェッジで1.5メートルにつけてバーディフィニッシュ。
難所を切り抜けられて安心しました。ラフは得意だから(笑)
最後まで気を緩めないで、戦います。ゴルフは"ソーソー"ぐらいの感じに終わらせるつもりで。
□ 1位タイ (-4) 崔虎星 ※賞金ランキング10位
ドライバーはちょっと曲がっていたけど、うまくパッティングでしのげました。
だからこのスコアに繋げられて良かった。
今日は天気も良くて、気持ちよく回れましたね。
明日も上を目指して頑張ります。