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シニアツアー

【ISPS Handa シニアグランドゴールド】心とゴルフは若いシニアプレーヤーをご紹介 ISPS契約選手が活躍を誓います

2025年11月13日
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今シーズンのシニアツアーは残すところ2戦。「ISPS Handa シニア・グランド・ゴールドクラシック~年は取っても、心とゴルフは若いんだ~」が千葉にある森永高滝カントリー俱楽部で11月14から16日の3日間開催される。シニア、グランドの部は3日間、ゴールドの部は15、16日の2日間形式で戦うことになる。シニアの賞金総額は2000万円で優勝賞金は360万円。賞金シード争いも佳境を迎えており、選手も一戦にかける思いは強くなっている。

出場選手はシニア76名、60歳以上のグランドシニアが14名、68歳以上のゴールドシニアは18名と総勢108名ものシニアプロが、元気でパワーあふれるゴルフプレーを魅せてくれる。

出場選手にはシニアツアーをけん引する存在の尾崎健夫が、ISPS専属契約プロでゴールドの部に出場する。尾崎は1954年生まれの71歳。今年は5試合に出場し、その内棄権は3回と思うようにいかない悔しさも噛みしめる。それでもトレードマークのハンチングとニッカボッカを着用した尾崎の試合スイッチが入れれば、豪快なドライバーショットも繰り広げられることだろう。

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「意気込みというより、尻込みだよ。みんなに頑張ってもらいたいなと思いますし、それだけですねぇ」と尾崎はつぶやいたが「日本でも急遽試合をやってくださって、シニアにも色々分配して、なんとか最後のところで突っ張ってくれているからね、本当にありがたい。是非ともこれからもずっと続けてほしいなと思います」と感謝を示す。

さらに「今度はびしっと単独でゴールドの試合をね、お願いしたい」と継ぎ足しでコメント。レギュラー15勝、シニア6勝、ゴールド1勝をあげている大ベテラン・尾崎健夫の参戦は、ゴルフファンにパワーを与えてくれるはずだ。

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レギュラー32勝をあげている永久シードプレーヤーの”ジョー”こと尾崎直道も、兄である健夫と一緒にISPS専属契約プロとして大会を盛り上げる。”ゴールド部門”では最年少選手の69歳。「今日のコースは雨で長かったね」とちらっと疲れも口にするが、気温が低くなった大会前日も、プロアマを盛り上げて楽しんでいた様子。

「ホストプロとしてね、ゴールドだからある意味楽しめるなあという感じです。なるべくシニア部門に出てほしいという話もありがたかった。ただゴールドの試合のほうが、シニアより面白いんじゃないかな」と笑顔をみせる。

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「こうして大会を3つに分けていただいて嬉しいです。優勝目指してやるって、もうなかなかない。ゴールドの”本命”として頑張ります」。

そんな尾崎は試合以外ではゴルフせずに“家”でおこもりがお気に入りだという。「ずっとゴルフばかりやってきたからね。だから朝5時に起きて、テレビみて、MLBみて、昼寝して、ウォーキングして。夜7時に晩御飯して8時にはベッド。そんな幸せな日常を楽しんでいます」と目じりも下がる。ゴルフも人生もますます円熟味を増した尾崎兄弟が、ゴールド部門代表選手として大会を盛り上げる。

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もうひとり、ISPS専属契約プロとしてゴールド部門で戦う飯合肇(71)。1993年にレギュラー、2008年はシニアと両ツアーで賞金王に輝いている飯合は「今日は寒かったねぇ。大会はライバルのジョー尾崎、ジェット尾崎、渡辺司。この3人に一打でも勝ちたい。今の体調ではちょっと難しいかもしれないけど、ベストをつくせばどうにかなる」と口元を引き締めた。

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飯合は2023年末に膵臓の腫瘍で手術し、長期の治療を経て2025年にシニアツアー「すまいーだカップ」で見事な復帰。これまで6戦を戦い抜き賞金ランキングは93位と思うような成績を出せていないものの「だいぶ、悔しさが出てきたので、良いのかな。最初は妥協していて、こんなもんだと思っていたけど、練習すればちょっとずつ良くなるぞ、っていう感じでやってます」と手ごたえを掴みつつある。

飯合は闘病した一年を思い出し「70歳は冬眠しちゃったね。ちょっと頑張って試合に出るのが早すぎたのはあるんですけど、次休むと、もう次が72歳。年齢が追いかけてきちゃうから、先飛び越そうかと思ってますよ。一年冬眠した分、元気を出さないとね。負けないように頑張りたい」と力強く語った。

ベテラン中のベテラン”ゴールドシニア”18人が戦う舞台は、土日の2日間で披露される。

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明日14日から3日間大会として戦われるのがシニアの部とグランドの部。
シニアの部でISPSインターナショナル・アンバサダーを務める井戸木鴻樹(64)がシニアの永久シードプレーヤーとして出場する。2013年に全米プロシニアで優勝を飾った直後に出場した「ISPS HANDA CUP五月晴れのシニアマスターズ」でISPS半田会長より国家斉唱の祝福を受けてからのご縁も数えて12年というロングランの付き合いでもある。

「僕は4年前の大会(ISPS HANDA 楽しく面白いシニア)で優勝させてもらいましたね。ISPSシニア試合は3年ぶりに開催していただくということで有難いです。僕はグランドで出してほしかったなぁ」とにっこり。

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「予選残らないといけないなぁというプレッシャーがありますからね。そこはポイント。だけど試合をこうして実現していただいて、会長には感謝しています」。日本、そして海外で活躍をみせるドッキーのプレーは注目だ

元気なドッキーの秘訣をきくと「美味しい物食べて、酔っぱらって、早く寝て、これが一番楽しい」と笑う。「ゴルフは良い時悪い時あって、良い時は楽しいからね。明日明後日と楽しくなれるよう頑張ります」。ドキドキそしてワクワクするゴルフを魅せてくれるにちがいない。

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シニアの部では、開催コースの地元千葉出身で現在賞金ランキング26位の宮瀬博文も、活躍が期待される選手のひとりである。宮瀬は「こうやって大会を開催していただけるのは、大変ありがたいことです。出場させていただき、半田会長の気持ちに応えられたらいいです」と笑顔を浮かべる。

「大会として盛り上げるには、成績も上位で争えるのが一番いいと思います。個人的にはトップ10狙いです。もちろん上位で優勝争いをしたい」。地の利も生かし、宮瀬は実力を示すだけになる。

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大会ではシニアのゴルフ観戦を楽しんでもらおうと入場無料で開催され、大会期間中はギャラリーに向けて先着順でお弁当とお茶を提供され観戦に快適な環境が整えられている。さらに選手、ギャラリー、大会関係者も毎日「焼き芋」と「ガリガリ君」、「豚汁」が食べ放題で、飲み放題に「甘酒」「お汁粉」とだんだん寒くなってくる季節にはとてもありがたいサービスが提供される。

ぜひこの週末は、シニア3部門のゴルフトーナメント観戦を目でみて、口で噛みしめて楽しんでもらいたい。