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シニアツアー

<コスモヘルスカップ/前日> 前年覇者増田伸洋が連覇に向けて難敵バミューダ芝に挑む

2025年11月07日
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今季シニア14戦目「コスモヘルスカップ シニアゴルフトーナメント2025」は埼玉県の鳩山カントリークラブ(6,740yards/Par72)を舞台に明日から2日間の日程で開催される。コスモヘルスと健康サポート契約を結んでいる渡辺司(68)、前年覇者・増田伸洋(52)、現在賞金ランク1位宮本勝昌(53)、永久シード選手の倉本昌弘(70)、尾崎直道(69)、片山晋呉(52)らシニアプロ84名、アマチュア2名、ジュニア6名が出場し、6代目の頂点を目指して戦う。

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大会を主催するコスモヘルス株式会社は今年5月に埼玉県比企郡鳩山町と『まちづくりに関する包括連携協定』を締結。この協定は「病気のない社会を作る」というコスモヘルスのビジョンと、「地域の未来に希望を」という鳩山町の姿勢が重なって実現し、地域住民が健康で、文化的・社会的にも豊かな暮らしを築けるよう、行政と民間が対等に手を取り合いながら多面的な連携を進めていく取り組みである。本大会は昨2024年第5回大会から会場が鳩山カントリークラブに移った。今年の大会は鳩山町が主催に加わり、鳩山町の共催として本大会が開催され、日本の男子プロゴルフ史上、自治体が共催となって開催されるのは初となる。

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6日には出場選手を対象とした「生涯現役! 予防意識UPセミナー~健康維持の秘訣~」が行われた。今年のテーマは「足」、コスモヘルス株式会社・小塚崇史社長が講師となって人間の土台となる足の重要性についてセミナーを行い、選手たちも興味深く視聴していた。

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昨年、宮本勝昌とのプレーオフを制し、シニアツアー3勝目を決めたのが増田伸洋。今シーズンは7月末に出場した海外シニアメジャー「ISPSハンダシニアオープン」(全英)で痛めた腰痛の影響で、約2カ月間治療に集中し、9月の日本シニアオープンで復帰。復帰戦では2位タイだったが、連覇を目指したプロシニア初日こそ4位タイであったが、15位タイフィッシュ。10月に入りコマツオープン34位タイ、ファンケルクラシック49位としたが、2週間前の福岡シニアでは4位フィッシュと復調の兆しを見せた。「身体の方はだいぶ良くなってきているし、ゴルフの状態は良い。連覇を目標に試合に臨みたいけど」。増田が不安視するのは今年使用するバミューダ芝のグリーンにある。

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日本では多くのゴルフ場で芝種はベント芝が主流である。鳩山CC2グリーンで構成させており、2024年大会はベント芝グリーンを使用したが、今年はバミューダ芝グリーンを使用する。「昨日練習ラウンドやって、今日プロアマやったけど全然イメージが掴めてないね。一晩寝て考えたいね」。7日に行われたプロアマ大会でのグリーンスピードは11フィートであったが、風の影響でそれ以上の速さを感じていたようだ。今年の大会はグリーンに苦戦する選手が多いことが予想される。