PGAティーチングプロ選手権大会の歴代優勝者である今野忠廣(60)がグランドシニアデビューを飾る。2005年(第7回)大会、2012年大会(第14回)と唯一の複数回優勝者。競技経験も長く、デビュー戦でも活躍が注目される選手のひとりだ。
先週行われたティーチングプロシニア選手権大会では23位タイ(+3)に終わり「シニアでは勝てないまま、グランドにきちゃったね」と苦笑い。
今野の息子・匠さんは2021年にプロテストに合格し、現在はQTにも挑戦中で「先週のティーチングシニアでは自分のゴルフより、ホウライ(セカンドQT)ばかり気になっちゃいますよね」と笑い、フィールドこそ違えど親子で試合に向き合うことにも喜びを感じているようだ。それでも「デビュー戦ですし、ベストを尽くします」と今野の表情は明るい。
宮城県の仙台市を拠点にレッスン活動を行っている今野は、2004年からジュニアレッスンを始めて21年が経とうとしている。子供たちだけではなく、たくさんの卒業生も"今野先生"の活躍を楽しみにしていることだろう。デビュー戦の結果はいかに。