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シニアツアー

【ファンケルクラシック/1R】今季不調の兼本貴司が2差3位タイの好発進~上位プレーヤー・トピックス~ 古庄紀彦、塚田好宣、岩本高志、宮本勝昌

2025年10月17日
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秋晴れの中で行われた「ファンケルクラシック」初日の競技が終了。シニア2年目の髙橋竜彦(51)が8バーディ・1ボギーの「65」をマークし、7アンダーで単独首位発進を決めた。髙橋が首位または首位タイで初日を終えるのはシニアツアーでは初めてのこと。レギュラーツアー時代まで遡ると2008年の中日クラウンズ以来、およそ17年ぶりとなる。

1打差の6アンダー・2位には髙橋と同い年の古庄紀彦(51)。5アンダー・3位タイグループにはいずれも「67」をマークした兼本貴司(54)、通算16度目のエージシュート達成の倉本昌弘(70)、塚田好宣(56)の3人が続く。4アンダー・6位タイには、ルーキーで今季2勝を挙げている岩本高志(50)、大会3連覇がかかる賞金ランキングトップの宮本勝昌(53)、今井克宗(53)、タマヌーン・スリロット(タイ・56)、佐藤えいち(54)の5人がつけている。

ドライバーはキャリーで300ヤードというシニアツアー屈指の飛ばし屋、兼本は今季苦しんでいる。2022年には賞金ランキング3位、24年には同4位に入っているトップ選手が、今季は11試合に出場してトップ10が一度もない。今季の賞金ランキングは来季のシード権が得られる30位圏外の36位に位置する。「ショットがなかなか直りきらず、多分今年はずっとこんな感じです」と、本人は諦め気味だ。

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今大会の初日は、2番のパー5で残り248ヤードから3番アイアンでグリーンエッジまで運ぶと、15メートルのロングパットを沈めてイーグル。「イーグルで流れに乗った」とバーディを積み重ね、久しぶりに上位で初日を終えた。

それでも「前半はいい球が出たんですけど、後半はいつもの悪い癖が出て」と、13番パー4では、「ラフでフライヤーがかかると思って軽くと思ったら大ダフリ」と左のバンカーに入れてボギー。14番パー4ではドライバーでのティショットを大きく左に曲げて連続ボギーを叩いた。本来持ち味としているドライバーでリズムが作れず、「フェードをさせたいんだけど、フェードを狙って左に行っている。逆球も甚だしいくらいの逆球」と、症状はかなり深刻なようだ。

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今季初のトップ10どころか、優勝が狙える位置で2日目に進むが、「毎日69が続くというゴルフではまったくない。一発バッとスコアは出るけど、ズルズル落ちる。波が激しいゴルフ。きっかけが掴めないのであまり期待してないです」と、明るい材料はいまのところ見つかっていない。「明日はとりあえず良い位置で行きたい」。良い結果を続けて、自信をつけていきたいところだ。

また、今大会は取材がファンケルということで、“美と健康”についても聞いてみた。「ファンケルさんの『ハイグレードビタミン』と化粧水は使っています。これを飲むと12、13ホールでしんどくなるのが、18ホールもってくれる。一昨年くらいから飲み続けています」。9月のIASSシニア・プロアマ」から毎週連戦が続くシニアツアーは今大会で6連戦目。疲労はかなり蓄積しているが、ビタミンパワーで勝負がかかる週末もバーディを積み重ねていきたい。

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■6アンダー・2位 古庄紀彦

得意なコースではあるので、自分のプレーができれば、おのずとスコアは伸びるかなと思ってやっています。今日はうまくピンに寄ってくれて、OKバーディが4つくらいありました

まだ優勝できるようなモチベーションじゃないと思っている。だから優勝争いを重ねて、少しずつ、こんなんじゃいけないっていうところを修正してやっています。今回も少し優勝争いをできればね。頑張りたいと思っています。

(健康で意識していることは)
睡眠をしっかりとるようにしています。夜9時には寝て、夜更かしはまずしないです。あと、腹八分目というか、あんまり食べ過ぎないようにしています。

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■5アンダー・3位タイ 塚田好宣

今季は腰が痛かったり、右腕が痛かったりと、あんまり集中してゴルフができていなかった。もう10月ですけど、先週くらいから良い感じのゴルフができてきて、自信を持ってやれればなというところです。

まだ賞金シード圏外の54位ですけど、1回どこかで良いプレーができれば取り戻せるので、気合い入れていきます。

(健康で意識していることは)
水をたくさん飲んで、汗をかきたいのでお風呂に1時間くらい浸かっています。

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■4アンダー・2位 岩本高志

(1番から5番までに4バーディを取り)最初はすごくショットが良くて、ピンに絡んでいたので、今日は良いスコアが出るんじゃないかと思っていたんですが、6ホールで終わりました。後半はあまりチャンスもなかったんですけど、パットが打てなかったですね。

最終日はここのところずっと失敗しているので、(2日目は)リベンジできるような位置で終えられればいい。とりあえず明日頑張ります。

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■4アンダー・2位 宮本勝昌(23年、24年大会覇者)

(14番パー4のダブルボギーは)ドライバーが右の傾斜に行って、斜面から失敗して手前の池に入りました。前半は比較的うまくできていたんですが、後半に入って、左から風とかシチュエーションによってうまくできなかったりとかするシーンがだんだん増えて、だいぶ苦しかった。もう1回練習で修正して、明日またナイスプレーできるようにしたいです。

(健康で意識していることは)
2年前に優勝したときにファンケルグッズをたくさんいただいたんですけど、その中で『1日分のケール青汁』がすごくハマって、トイレの調子がいいです。ずっと定期購入して、丸2年くらいはほぼ毎日飲み続けています。