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ジュニア ジュニアリーグ

ジュニアリーグ西日本ポストシーズン開催、西日本代表は九州のVictory8に決定

2025年10月15日
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10月12日と13日、岡山県総社市にある吉備カントリークラブにてPGAジュニアリーグ西日本ポストシーズンが開催された。西日本にあるディビジョンの代表6チームによるトーナメント戦として、12日は、午後から中国OYSTER HIROSHIMAと兵庫いぶきジュニアゴルフクラブ、九州Victory8と四国徳島うずしおGCの2試合が行われた。

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中国OYSTER HIROSHIMAと兵庫いぶきジュニアゴルフクラブの試合、HIROSHIMAはマッチ1の1番Par5のホールで幸先よくバーディーを奪い、いぶきはパーとしてHIROSHIMAが先制する。マッチ2は両チームともバーディースタートとするが、その後のホールでもバーディーを積み上げポイントを獲得するHIROSHIMAに対し、なかなかチャンスが巡ってこないいぶきはパーでしのぎ、ポイントが獲得できないホールが続く。そしてついにいぶきはマッチ3の3ホール目ボギーを打ってしまう。リザーブ選手と入れ替わったフラッグ2からも悪い流れが経ちきれず、結果は9-0でHIROSHIMAが勝利した。

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<左:中国OYSTER HIROSHIMA 右:兵庫いぶきジュニアゴルフクラブ>


九州Victory8と四国徳島うずしおGCの試合、Victory8はマッチ1の1番Par5のホールをイーグルとし好スタートを切った。一方のうずしおは我慢してパーを重ねていくも、Victory8はバーディーチャンスを確実に決めポインとを獲得していく。そして迎えたマッチ3の6番Par4のホール、中学生は215ヤード、小学生は210ヤードに設定されたティより放ったVictory8のボールは1オンに成功、ここをイーグルとした結果3フラッグともポイントを奪い、8.5-0.5でVictory8の勝利が決まった。

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翌13日、前日に勝利した九州Victory8と中国OYSTER HIROSHIMAの2チームに加え、中部代表のMiss GREEN APPLEと大阪代表のミズノジュニアが加わり、4チームで試合が始まった。


中部Miss GREEN APPLEは仲良し女子9名で構成されたチーム、昨年2連覇を遂げたZassoチームを輩出した中部ディビジョンを勝ち上がってきただけあり、実力は申し分ない。マッチ1の1番Par5のホールはなんなくバーディーを奪うが、OYSTER HIROSHIMAもイーグルとし相手に流れを渡さない。マッチ2、マッチ3の1番はMiss GREEN APPLEがイーグル、OYSTER HIROSHIMAはバーディーと両チームとも一歩も譲らない展開であった。2番ホール以降も、両チームともチャンスにつけてはバーディーを奪い、決めきれなくてパーでしのぐ闘いが続く。ポイントも取っては取られ、分け合い、差が全くないように感じられた。Miss GREEN APPLEがマッチ1で3連続バーディーとすれば、マッチ2でOYSTER HIROSHIMAが3連続バーディーでポイントをそれぞれが獲得、手に汗握る展開で全組ホールアウトした結果、4.5ポイントの同点となった。

ポストシーズン以降の勝敗決定方法は、ポイントが同点だった場合、獲得ホール数の多いチームが勝ちとなる。獲得ホール数を数えると5ホールずつでこれでも勝敗がつかない。この場合、出場している選手の平均年齢の小さい方が勝利としているため、Miss GREEN APPLEは11.88歳、OYSTER HIROSHIMAは11.85歳の結果、0.03歳差でOYSTER HIROSHIMAの勝ちが決まった。


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前半のもう1試合は、大阪ミズノジュニアと九州Victory8との試合、フラッグ1は3マッチともミズノジュニアが2バーディーとするところをVictory8は3連続バーディーとしてポイントを奪う。その勢いに圧倒されたか、ミズノジュニアはバーディーを狙うも決めきれず、一方のVictory8はチャンスを確実に仕留め続け、ポイントを渡さない。ミズノジュニアが最終Par4の9番ホールでバーディーを奪ったが結果は、8-1でVictory8の勝利となった。

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西日本代表決定戦は、中国OYSTER HIROSHIMA vs 九州Victory8との試合となった。OYSTER HIROSHIMAは、結成3年目のチーム。ポストシーズンも3年連続で出場しているが、代表決定戦まで進出したのは初めてであった。Victory8は初出場ながらも、ポストシーズン2試合で取られたポイントはわずか1.5ポイント、実力は充分なチーム同士の対戦となった。

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予想通り10番Par5のホールはイーグル、イーグル、バーディーで両者全く互角に戦いとなる。フラッグ1を終了した時点でVictory8が2ポイント、OYSTER HIROSHIMAが1ポイントと一歩リードされてしまう。フラッグ2も両チームバーディーの応酬で1.5ポイントずつを分け合う。勝敗を分ける残り3ホール、マッチ1の戦いは両チーム3連続バーディーでフィニッシュし後続を待つ。ホールアウトした選手は18番ホールのグリーンから離れられず応援を送る。マッチ2も17番ホール終了までは完全にイーブン、18番でバーディーを決めたVictory8が1ポイントを獲得した。チーム全員で見守る18番グリーンにマッチ3のボールが集まった。互いにバーディーを奪えずパーとした結果、5-4でVictory8が西日本代表に決まった。

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チームを代表して森田紘生選手は、「今日は天気もコース環境も良い中で、みんな真剣に一所懸命プレーできた結果、西日本代表になれました。ここにいる皆さんの分も頑張ってきます」と挨拶した。また、コーチの叶さんは、「全国優勝を目指して結成したチームなので、まずここまで連れて来られた(西日本代表となれた)ことに安堵しています。あと1勝、全国優勝します」と力強くコメントを寄せた。せっかく千葉県に行くのならと大型レジャー施設へのご褒美をぶら下げて、選手たちを鼓舞する。

全国決勝大会は、東日本代表SI-フォルトゥーナ vs 西日本代表Victory8の試合となり、11月2日(日)、千葉県市原市にあるかずさカントリークラブで開催される。


大阪ミズノジュニアと中部Miss GREEN APPLEによる3位決定戦も行われた。3マッチとも10番Par5のホールは、揃ってバーディーでスタートする。フラッグ1は3マッチともドローかと思いきや、ミズノジュニアは痛恨のボギーを打ってしまう。ディビジョン代表チームということもあって互いに譲らない戦いが続く中、1マッチはミズノジュニアが2ポイントを獲得し、2マッチを引き分けとする。3マッチのフラッグ2で、Miss GREEN APPLEが3連続バーディーを決めリードを奪う。この勢いのままMiss GREEN APPLEはフラッグ3のポイントも取り、5.5-3.5でMiss GREEN APPLEが西日本3位に決定した。


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<3位:中部Miss GREEN APPLE 靴下もそろえました>