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シニアツアー

【日本プロシニア円谷HDウルトラマン杯/ 3R】前戦VのT・スリロットは史上4人目の快挙へ 脚に疲労を感じるも笑顔で「ファイティン!」

2025年09月27日
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今年のシニアプロゴルファー日本一を決める『第64回日本プロゴルフシニア選手権大会 TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUP』の第3ラウンド。
首位
4打差4位からスタートしたIJ・ジャン(52)がスコアを5つ伸ばして通算11アンダーで、タマヌーン・スリロットと並びトップタイ。首位から出た岩本高志(50)はイーブンパーとスコアを伸ばせず通算10アンダーとし3位に後退。トップとは2打差4位に宮瀬博文(54)とサイモン・イエーツ(55)が続き、優勝争いは接戦を繰り広げている。

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先週の国内シニアメジャー今季初戦「日本シニアオープン」で優勝を果たしたタマヌーン・スリロット(タイ)が、4バーディ・2ボギーの「70」とスコアを伸ばし、トータル11アンダー・首位タイで最終日に進む。

「きょうは、パッティングがよくなくて、(思うように)スコアを伸ばせなかった」。出だしの1番では1メートル、3番では4メートルを沈めてバーディ奪取。「伸ばせるかと思ったのですが…」と、7番ではティーショットをラフに入れてしまい、そこからグリーン周りのバンカーに打ってしまった。「出して1.5メートルに寄せたけど、パットをミスしてボギーにしてしまいました」と悔いが残るボギーを喫したが、続く8番パー5は30センチにつけてバウンスバックに成功した。

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後半の出だし10番も1メートル外してスコアを1つ崩すも、11番では30センチにつけてバーディ。スコアを落としても取り返すという展開ではあったが、12番以降はパーオンに成功しても「ずっとパッティングがかみ合わず、12番から6ホール続けて2パット。タッチが合いませんでしたね…」と表情を曇らせた。

年間で16試合のシニアツアーは、基本的に2~3日間競技。4日間競技のメジャー連戦ということもあって「疲れがだいぶ脚全体にきているので、帰ったらちゃんとマッサージしないといけない」と疲労をあらわにするも、最後は「ファイティン!」と笑顔を見せる。

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2023年大会覇者のスリロットは、大会2勝目がかかる。さらに、高橋勝成(2000年)、中嶋常幸(2006年)、プラヤド・マークセン(2016年)に続くツアー史上4人目となる同一年度のシニア日本タイトル2冠もかかっている。「最終日に向けては、問題ないと思っている。2週続けての公式戦優勝に向けては、大丈夫でしょう」と意気込みを示した。

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