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シニアツアー

【日本プロシニア円谷HDウルトラマン杯/ 2R】岩本高志が“耐えのゴルフ”で単独首位キープ メジャー初Vに向けて「納得のいくゴルフをしたい」

2025年09月26日
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今年のシニアプロゴルファー日本一を決める『第64回日本プロゴルフシニア選手権大会 TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUP』の第2ラウンド。首位7アンダーからスタートした岩本高志(50)スコアを3つ伸ばして通算10アンダーで連日首位をキープ。前週の日本シニアオープン覇者であるタマヌーン・スリロット(56)は68で回り首位に1打差9アンダーの2位。さらに2打差3位に宮瀬博文(54)が続いている。147ストローク(+3)60位タイまでの69名が決勝ラウンドに進出した。

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ルーキーながら、現在賞金ランキング1位を走る岩本高志が初日から単独首位をキープして決勝ラウンドに進んだ。「スコアはなんとか伸ばせましたが、悪い部分が出てしまって本当に苦労しました」と苦闘を振り返るも、5バーディ・2ボギーの「69」で回り、トータル10アンダーにスコアを伸ばした。

この日は“おはようバーディ”で幕開け。4番でもスコアを1つ伸ばしたが、6番から連続ボギーを喫した。「あれはショートパットですね。6 番はティショットを曲げたので(フェアウェイに)出して、アプローチを寄せて、パーを取れるかなと思ったのですが最後にパターを外してしまって、その流れで 7 番もバンカーから寄せたのですが短いものを外して、ショートパットが良くなかったです」と痛恨のミスに悔いが残る。

しかし、8番でバーディを取り返すと、そこからはボギーを打たずに後半は2つスコアを伸ばした。「ボギーを打つシチュエーションもあったのですが、なんとか上手くマネジメントしたり、そのあとのリカバリーが上手くいきました」とショットが崩れるなかでも“ガマン”のゴルフを展開。一時は首位に並ばれたり、2位に後退するときもあったが、単独トップの座に返り咲いた。

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それでも、一日を振り返ると「スコアは伸ばせて良かったのですが、内容は褒められたものではないです」と眉をひそめる。今季はここまでの8試合で2度の優勝を含めたトップ10入りが7回と安定感を見せている。残り2日間あるが、ツアー3勝目を狙える位置でムービングデーを迎える。

「残り 2 日間、納得のいくゴルフをしたいです。結果は結果でもちろん大事だと思いますが、自分の納得のいくプレーをしたいです」と強い眼差しを見せた。

今年、岩本は公式戦での優勝が最大の目標だ。とくに念頭に置いていたのが「日本シニアオープンで優勝」ではあったが、6位と叶わず、悔しい思いを抱えて今週に挑んでいる。「優勝できたらシードもあるし特別な大会なので優勝したい」と、その想いは1ミリも変わらない。優勝カップには歴代覇者の名前が刻まれている。「2 位では刻まれないですからね」と狙うは栄冠のみ。

「応援してくれるひとたちがいる」と明かす茨城県で、“応援団”に向けて恩返しを果たしたい。

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