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シニアツアー

【日本シニアオープン/前日】難コース対策に頭を絞る”虎さん”はディフェンディングチャンピオンとして参戦

2025年09月17日
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2024年大会覇者の“虎さん”こと崔虎星(51)が、日本シニアオープンで連覇を狙うことになる。昨年大会は千葉カントリークラブ川間コースで開催され、崔にとっては参戦初年度でシニア初優勝、そして完全優勝という快挙を達成し、シニアツアー3年シードを獲得。

「妻と一緒に二人三脚でプレーするようになって、いつか家族と一緒の時に優勝したいと思っていたのが、このような大きな大会で優勝でき感無量です」と優勝インタビューでは嬉しさを爆発させた。

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崔の今年これまでの成績を振り返ると、シニア開幕戦では38位とスタートダッシュは叶わなかったが、続くノジマチャンピオンカップでは9位、すまいーだカップでは2位と徐々にエンジンをかけている。直近のIASSシニアで10位に入り、賞金ランキングは9位で日本シニアオープンに挑む。

コースの印象は「ティーショットはまっすぐにコントロールすればいいのですが、落としどころが難しいです。グリーンまで40、50ヤードのあたりからフェアウェイがクロスカットされていて、芝の順目は良いけど、逆目に乗ったときはウェッジコントロールが非常に手こずります」と頭を抱えているようだ。

ただ、崔の強みはパッティングということもあり「グリーンの読みも難しいですが、タッチさえ合えば」と難コース攻略についても前向きに捉えている。

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大会週の火曜日(16日)に開催されたチャンピオンズディナーにも参加し「緊張したけど楽しかったし、食事も最高に美味しかったですよ」と気持ちもほどけたという。

前年覇者は主役ということもあり、スピーチする場面も用意されていた。「素晴らしい場所に参加させてもらえる。だから絶対に上手くやりたい。日本語上手く伝わるか心配で、ホテルでは紙を見ながらスピーチを練習しました」と努力を重ねた。その甲斐があったようで「雰囲気も良かったですし、先輩たちと話もできました。食事も美味しくて、新幹線のスピードくらい速く食べちゃったね」と振り返った。

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「今年は肘痛もあって、海外メジャーへの出場は見送りました。だけどこうやって素晴らしい日本のゴルフ場でプレーができて嬉しいです。虎さん、まだまだ頑張ります」と喜色満面の表情を見せてくれた。

レギュラーツアーで3勝を挙げ、シニアでは1勝を飾ったところ。崔の特徴的なスイング・スタイルのショット、そしてパッティングの強さをぜひ会場で見て、ゴルフファンに楽しんでもらいたい。

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