
レギュラー7勝、シニア未勝利の今野康晴(52)が第1ラウンドを7バーディ・1ボギーの66、6アンダーで回り初日首位タイに並んでいる。
イン10番からのスタート。前半で3つスコアを伸ばし、後半に入り4番パー5でバーディ奪取に成功したが、続く5番パー4でボギー。その後は6番3メートル、7番4メートル、8番ではベタピンに着けて3連続バーディを奪取。後半は3つスコアを伸ばし、6アンダーでスタート奪取に成功した。
「ショットもパットも良かった。3パットはなかったですし、アプローチもOKについたのが3つくらいありました」と好調なラウンドを振り返る。「ティーショットが上手くいけば比較的短いクラブで打てるので、グリーンも止まりますしね」と安堵した様子だ。

本大会はプロアマのフォーマットを軸に、プロはツアー競技として、アマチュアは楽しくプレーをしていただけるようスコア採用はしていないという新スタイル。今野は崔虎星(チェ・ホソン)と同組だったが「崔さんは、アマチュアとのプレーを楽しんでいた様子でしたし、アマチュアの方もプレーテンポが良くて回りやすかったですよ」と良い流れがあったという。
アマチュアは近くでプロの醸し出す緊張感を味わい、シニアならではの間を大切にしたコミュニケーションを楽しめる18ホールだったに違いない。
今野にとって仙台は「昔、祖父から『今野』(いまの)姓はもともと仙台が発祥で、『今野』(こんの)姓が仙台藩士として主流だった時があって、祖先が仙台から岐阜へと移住したことで、「こんの」が「いまの」へと読み方が変わったと聞かされています。だからこの仙台の土地とは系譜がつながっていたようです」と長い歴史の中で"今野性"は仙台で祖先の影響を受けている。
この由緒ある土地で初日の好プレーの流れを生かし、今野にとってシニア初優勝に向けた戦いが始まる。
