
第2ラウンドの2番パー3(187ヤード)では7番アイアンを手に取り、フェードで飛んでいったボールはグリーン左手前に着弾、転がってカップイン。
人生初のホールインワンをプロテストで達成した亀井康生が、第3ラウンドで5バーディ・ノーボギーと狙い通りのプランをやりとげ、通算9アンダーで3位に浮上した。「ノーボギーで回ることが目標でした」と充実した表情をみせた。
奪取した5つのバーディは、前日ホールインワンを達成した2番でピン手前8メートルの長いパットが入ったことを皮切りに、続く3番では4メートルを流し込んで連続バーディ。後半11番パー3ではピン右奥5メートルからジャストタッチでカップインを決め、14,16番では1メートルにつけて5個目の赤丸。きっちりチャンスをものにできた。

エースを達成した第2ラウンドの前半は5アンダーと躍進したが、後半は3オーバーと集中力が切れ、流れに乗ることができなかった。しかし「自分のゴルフのマネジメントを見直すきっかけになった」と収穫もある。
意識してマネジメントを徹底したことは、ピンに対して上りのパットを残すエリアにボールを置くこと。簡単そうでそう簡単にはいかないのがゴルフ。傾斜、風の読みなど、セカンドショットを打つまでに計算しなければならないことはたくさんあるが「最後まで集中して、やりきりました」と一日を振り返った。
「パッティングは打てています。だから諦めずにショットで狙いを定めてゲームプランを進めること。最終ラウンドは天気が荒れる予報ですが、今日と同じプランを守り、合格を目指します」と口元を引き締め、残り18ホールでも良い流れを信じたい。
