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【最終プロテスト/2R】ツアー出場の夢を追って…ティーチングプロA級会員の近藤大暉が66をマークし5アンダー9位

2025年09月03日
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ティーチングプロA級会員の近藤大暉が5バーディ・1ボギーの66で回り、通算5アンダーで9位グループに入った。近藤は2023年にティーチングプロB級会員として入会。その後ティーチングプロA級資格を取得し、現在もレッスン活動に励む日々を過ごしている。

「初日のスタートは本当に緊張しました」と波乱の第1ラウンドを振り返った。10番からスタートし11番、12番では3パットボギーで出鼻をくじかれたが、15番パー4ではセカンドショットがカップインしイーグル奪取。18番ホールでもバーディを獲り前半1アンダーでターン。後半はアイアンショットで凌ぐ場面も多かったが、大きく崩れることもなく、初日を1アンダーとすることができた。

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第2ラウンドの目標は「1アンダー以上」と設定してスタート。2番でバーディを先行させると、キーホールになる難易度の高い5番パー3でパーをキープ。8番ではティーショットを曲げてボギーにしたが、前半では納得のいくイーブンパー。

ハーフターンでは1時間ほどの待ち時間があったが、心身のリラックスを意識して休息。すると後半からいきなり3連続バーディ奪取。14番パー5ではさらにバーディを重ね「チャンスホールでスコアメイクができた」と、終わってみれば66ストローク。

最終プロテストではいつもならしないようなミスも出るが、それも2度目の最終プロテストという経験値があるからこそ。くよくよしない、悩まないと自分を鼓舞することもできる。

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近藤の夢は昔からぶれることなく「ツアーに出場する」こと。そのための準備を重ねてきた自負はある。平日昼間は愛知県にある南山カントリーでキャディ業をしながら、コース練習という抜群の環境で技を磨いている。夜は名古屋市守山区にある練習場でグループレッスンを行うなど、ゴルフの魅力づくりを生業にし、充実した日々を送っている。

所属する“ダブルイー”はゴルフアパレルを中心にブランドを展開している会社で、着用するウェアは愛着のあるデザインばかり。ゴルフへのパワーをもらっているという。「忙しい日々ですが、大好きなゴルフを、好きなウェアでプレーできることに感謝しています。プロとして着用させてもらっている実感はあります。だからこそ結果をきちんと出して、サポートしていただいていることに、お礼を伝えたい」と口を引き締めた。

もうすぐ1歳になる愛娘の名前が入ったゴルフボールを握りしめ、残り36ホール、最後まで気を抜かないように戦うことを誓ったのだった。