NEWS
シニアツアー

【マルハンカップ/前日】前年覇者の伊澤利光、心身整えてレギュラー時代から良く知る太平洋御殿場で連覇を狙う

2025年08月22日
Image

 昨年大会は太平洋クラブ軽井沢コースで行われ、伊澤利光が5年ぶりの優勝を飾り、存在感を現した。レギュラー16勝のショットメーカーも57歳。伊澤はますますゴルフに磨きをかけている。「ショットは全体的に良いです。あとはグリーン上。その週で読めるか読めないかがありますけど、パッティングの感じもここのところ良いので、自分でも期待できるかなと思います」と自信をにじませる。

Image

大会は2日間ということもあり「まず初日はつまずきたくないですよね。初日1アンダーとかだと届かなくなってしまうので、5アンダーとかにはいないと、2日間なので最低その辺り目指して頑張りますよ」と穏やかな口調だ。「御殿場はグリーン勝負でしょうね。よく知っているコースなので、芝目のやりづらさとかは特にないです」と見据えていた。

「あとは熱中症にならないようにしないと。この暑さでしょう。1ホールで1、2回は水分を口にすること。水分を取ったら、かならず排出する。夏場はそういうことを意識してやってます」と暑さ対策にも備えている。

Image

プロアマフェスティバルでは、プロ野球前巨人監督の原辰徳氏と同組で回り「上手でしたよ。本当はプロと同じティーからやりたそうでしたねぇ」とにっこり。原氏は「30年ぶりにプレーしましたが、当時よりはるかに綺麗ですね。コース全体を見渡しても美しですし、コーススタッフの対応も素晴らしい。伊澤プロとも楽しいプレーでした」とプロアマを通じて、楽しい時間を過ごしたようだ。

Image

今週は女子ツアー「CAT レディース」が神奈川県の大箱根カントリークラブで開催されており、御殿場とは近い位置にあるので、「(弟子の)天本ハルカとね、食事する予定です。御殿場の試合では、いつも通っていた中華屋をね。それも楽しみのひとつかな」と微笑む。前年覇者の伊澤は、軽井沢から御殿場に舞台をスライドした大会で、本戦向けて心身ともに準備を整えているようだ。

Image

今年の「マルハンカップ太平洋クラブシニア」は出場選手も見どころが満載だ。大会前日(22日)に行われたプロアマフェスティバルには著名人、アスリート選手など30名、シニアプロ30名、そしてアマチュア90名が参加。5名1組のチーム戦は大熱戦のゲーム展開が繰り広げられた。

大型のグランピングテントでBBQが用意されて、夜のとばりが降りるころには1000発の花火も上がり、フェスティバルのフィナーレを飾った。マルハンカップではゴルフを通じてたくさんの交流、発見が生まれる一日になっている。

Image

本戦は23、24日の二日間36ホールで競われるが、こちらはシニアプロ88名、アマチュア57名の145名がしのぎを削ることになる。60歳以上の選手はグランドとして別に表彰されるのもグランドシニアの特権。最高齢出場は75歳の高橋勝成。70歳以上の選手がアマチュアを含めて5名出場するのも、大会のみどころのひとつ。

シニア入りした50歳から75歳までの選手がそれぞれの思いを胸に、太平洋クラブ御殿場で賞金総額4200万円、優勝賞金1000万円とビックマネーをかけた夏の戦いに挑む。

Image