
シニア第5戦「第2回 倉本昌弘INVITATIONAL THE EAGLE GOLFシニアオープンチャリティートーナメント」の第1ラウンドが7月24日に札幌ベイゴルフ倶楽部(6,877ヤード/ パー72)で行われ、前年覇者の宮本勝昌(52)が1イーグル7バーディ、ボギーフリーの64で回り首位で大会連覇に向けて好スタートを切った。シニア2年目の太田祐一(51)も8バーディ、ボギーフリーの64で宮本に並び、シニア初優勝を狙う。2打差3位に兼本貴司(54)、手嶋多一(56)が続いている。

朝からジリジリ照り付ける太陽が顔を出した会場の札幌ベイゴルフ俱楽部。シニア2年目の太田祐一(51)にとってシニア7戦目「倉本招待イーグルカップ」初日は「100点満点です」としたたる汗をぬぐいながら、胸を張って言える一日になった。イン10番からスタートして11、12番を連続バーディ、さらに16、18番でもバーディを仕留め前半で4アンダー。後半もバーディの猛攻で合計8つのバーディを量産し首位に立ち好スタートだ。
「結構パーオンできて、グリーンを外したのが1回くらいです。ショットも多少危ないところもありましたが、行ってはいけないところにいかなかったですし、計算してティーショットを打てていました。バーディチャンスもそんなに遠く無かったので、全体的に良かった」と手ごたえも得られた様子だ。

昨年のファンケルクラシックで2位に食い込み、新人プロの存在感を放った。賞金ランキングは34位でシードには及ばなかったが、今年3月のシニアツアー最終予選会で19位に入り、シニア開幕戦から本大会までの5試合に出場している。今季はスターツシニア14位タイが最高順位だが、この大会に向けて練習を重ねてきているという。
太田にとっては、プロや研修生を対象にしたミニツアー(1日大会)に出ることで、腕を磨き試合勘を養うことが、練習の最良の機会でもある。スターツシニアが終わってからの6週間で「ISPS HANDAツアー!! ATP GOLF TOUR」に出場して3度の優勝。「優勝したのは富岡C、五浦庭園CC、そしてファンケルクラシック会場である裾野CCでした。裾野は相性の良いコースなんですよ」と声もはずむ。ミニツアーでの優勝を数えると132勝目(本人insta記事)というのも驚きの勝利数だ。

シニア入りを待ち望み、自力で掴んだ今季のシニア出場の機会だからこそ、やる気も充分みなぎる。「調子はまずまず。明日の天気も気になりますが、とりあえず明日は明日で頑張りたいです」と口元をきゅっと結び、足早に練習場へ修正に向かったのだった。