NEWS
シニアツアー

〔倉本招待イーグルゴルフ/前日〕レジェンド倉本昌弘が北の大地で冠大会を開催 「選手ががんばってくれれば盛り上がる」サプライズゲストも登場

2025年07月24日
Image

シニア第5戦「第2回 倉本昌弘INVITATIONAL THE EAGLE GOLFシニアオープンチャリティートーナメント」が7月24日、25日の2日間、北海道にある札幌ベイゴルフ倶楽部(6,877ヤード/ パー72)でシニアプロ84名、アマチュア24名の総勢108名が参加する。賞金総額3000万円、優勝賞金540万円をかけた戦いが始まる。大会では賞金の一部と大会観戦チケットの売り上げ、各所で集められたチャリティー金はすべて北海道移植医療推進財団へ寄贈される。

今季シニアツアー5戦目は、北の大地が舞台。6月に行われたスターツシニア以来6週間ぶりの試合に、選手も胸を躍らせる。「倉本招待イーグルゴルフ」は札幌オープンに特別協賛を続けていた正栄プロジェクト・美山正広代表取締役が「シニアの大会はどうか」と提案し昨年に第1回大会の実現に至った。46回続いた札幌オープンが新しいトーナメントとしてシニアツアーにシフトし、シニアプロを代表する倉本昌弘の名前を大会冠にすることで、シニアツアーに大きな支援をいただいくこととなった。

Image

プロアマ表彰式の挨拶で美山正広大会会長は「50、60、70歳のプロスポーツ選手が同じ条件で戦うのはゴルフだけ。あたりまえの話ですが、我々も確実に1年1年歳を重ねて、体も不便になっていきます。日常、老化と戦いながら、今年70歳を迎える倉本プロは本当の現役アスリートではないでしょうか」と倉本の魅力を伝え、そして「昨年よりも賞金を2割アップさせていただきました。選手のみなさまには少しでもモチベーションを高めていただいて、真剣にそして情熱あふれる戦いを期待しています」と激励の言葉を贈った。

Image

「元々札幌オープンとしてこの場所でやっていたので、馴染み深い大会ではあると思います。明日からの2日、選手ががんばってくれれば盛り上がりますし、ギャラリーの方々が定着して見に来てくれればやりがいもありますよね」と大会名誉顧問を務める倉本昌弘は、仲間の好プレーに期待を込めた。

大会前日に開催された“親睦ゴルフプロアマトーナメント”は30組120名が参加。倉本昌弘のプロ仲間がゲストをホストし、プレーを通じてシニアツアーの魅力を感じてもらった。ゲストの中には著名人の名前もみられ、大会に彩りを添える。さらにサプライズで表彰パーティに登場したのが、北海道出身で倉本と同い年のレジェンド・松山千春。2024年9月に冠動脈バイパス手術を行い、現在は回復に努め療養中だが、親友・倉本に会いに会場に駆けつけてくれたのだ。

Image

「ちーちゃんね、バイパスの手術前に俺のところに電話してきたよね。お前は心臓の先輩だからって。大丈夫、心配ないからって言ったじゃない。ね、元気になったでしょ」と松山に。松山も「俺が一番心配だったのは、手術で果たして声が出るのか。手術が終わって、声を出す気にもならない。そんな状況だったのに、お前はすぐゴルフやったよな」と倉本の脅威の回復に感心する。倉本は「医者が術後半年から一年は試合に出られませんって言われたけど、僕は三か月目からゴルフしていたからね。だからちーちゃんにも、早くゴルフやりなさいって、ずっと言ってるじゃない。ほんと怖がりなんだから」とエピソードを披露し、シンガーソングライター・松山千春とプロゴルファー・倉本昌弘、同級生レジェンドがトークで会場を魅了したのだった。

北の大地はお世辞にも爽やかな気候とは言えず、大会前日も気温33度で、選手は汗を拭いながらプレーしていた。2日間の戦いはアンダーパーのバーディ合戦が予想されるが、大きな太陽の下で"暑さ"という敵とも戦うことになる。

Image