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競技情報 グランドゴールド

〔関東ゴールドシニア/事前〕仲間と会える大事な大会、68歳以上のゴールドシニアがサミットで25日からスタート

2025年06月24日
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関東で活動する68歳以上のゴールドシニア86名が競う「関東プロゴルフゴールドシニア選手権大会」が6月25日、26日の2日間、茨城県にあるサミットゴルフクラブ(6,341ヤード/ Par72)で開催する。

「同じゴルフやるなら、楽しくやろう」とクラブハウス前でゴールドシニア選手の笑い声が響く。1年に1度、練習ラウンドも含めて友人とのプレーを楽しみにプロゴルファーが集合する大事な試合だ。関東グランド・ゴールド、日本グランド・ゴールドの四冠王、初見充宣(72)は「仲間と会える大事な時間ですよ」と全英シニアチャンピオン・須貝昇(75)、レギュラーツアー4勝を挙げている牧野裕(69)との練習ラウンドを楽しんでいた。「元気で健康じゃないと会えないですから。まだまだ負けられないって言いながら競い合ってます」と言葉を弾ませた。

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1987年に第1回大会が行われた関東ゴールドシニアは、今年で数えて36回目の開催を迎える歴史ある大会のひとつ。昨年までの3年間は千葉の船橋カントリークラブで本大会が行なわれ、大野雅幸が2度優勝を果たしているのも記憶に新しい。

大野はもちろん連覇も狙いたいところで「コースも変わりましたしね、がんばりたいんです」と笑顔をのぞかせる。「サミットは飛ばす人が有利なところではありますよね。だから、まずはティーショットを曲げないでフェアウェイに置くこと。グリーンはアンジュレーションが結構あるから、短いクラブで上から打たないと。長いクラブではこのグリーンはピンに寄らないです。近くまで行かないと傾斜もわからないですからね。残り距離150ヤードだとアンジュレーションは見えないけど、100ヤードの距離でやっと見えやすい。近くでどれだけ情報を集められるかですね」と攻略に頭をひねらせる。

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「やれるときにやっちゃわないとね、来年どうなるかは、だれもわからないから。体は腰とか手首とかちょこっと痛いですけどね。ゴルフやっている以上はつきものですし、ギリギリのところでやってます。そんな中でも、練習したい気持ちはやまやまあるんです(笑)。だけどまたそれも体に負担かけちゃうから、気持ちをセーブすることも必要だし難しいところです」とワクワクが止まらない様子だ。

現在も千葉県銚子市にあるレインボーヒルズカントリークラブに所属する。今年に入ってコースは一旦営業を終了しているが、大野はできる限りコースに顔を出しクラブを振る。大会スタートまでに準備万全と自信ものぞかせる。「今日みたいな湿度の高い天気で、やっぱり暑いし体力つかうね」と汗をにじませ、大野にとって連覇をかけた暑い戦いが始まる。

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