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シニアツアー

【スターツシニア/FR】飯島宏明は2戦連続2位で初優勝に届かずも、賞金シードに当確ランプ ~上位トピックス~ S・イエーツ、宮本勝昌、海老根文博、古庄紀彦、田中秀道

2025年06月15日
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シニアツアー第4戦「スターツシニア」は、トータル9アンダー・首位タイから最終ラウンドをスタートしたルーキーの岩本高志(50)が、4バーディ・ボギーなしの「68」をマーク。トータル13アンダーまで伸ばし、レギュラー、シニアを通じてツアー初優勝を飾った。

先に歴代覇者のプラヤド・マークセン(59・タイ)がトータル12アンダーでホールアウト。クラブハウスリーダーに立った。最終組の岩本、サイモン・イエーツ(55・スコットランド)、飯島宏明(54)は最終18番パー5でいずれも2オンに成功。トータル11アンダーの飯島は、7メートルのイーグルパットを外した時点で優勝の可能性がほぼ消える。ともにトータル12アンダーの岩本が2パットのバーディで1つ抜け出し、イエーツが3パットのパーで足踏みしたことで勝負が決した。

トータル12アンダー・2位タイにはマークセン、飯島、イエーツが並び、トータル11アンダー5位タイには前年覇者の宮本勝昌(52)とソク・ジョンユル(56・韓国)が続いた。

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プレーオフに残るために決めなくてはならない飯島のイーグルパットは、およそ7メートルのスライスライン。「けっこう打っちゃったから3パットするんじゃないかと思いました。狙ったところに出ましたけど、思ったより切れなかったですね」と、無情にもボールはカップの左をすり抜けた。

前戦からパターをブレード型からマレット型に換えて、パッティングの調子が上がってきている。飯島はこれで2戦連続2位タイ。敗れはしたものの、シードギリギリの賞金ランキング30位だった昨年の自身の獲得賞金を200万円ほど上回り、賞金シードをほぼ確定させた。「もうちょっと思いっ切り行けるので頑張ってやっていきます」。次戦以降は来年の出場権の心配から解放され、初優勝に的を絞ってプレーしていく。

以下、上位勢のコメント

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■サイモン・イエーツ トータル12アンダー・2位タイ

「17番パー3で2メートルにつけたのにパットがショート。18番でも3パットしてしまった。チャンスを逃してがっかりしたよ。頭痛い。それもゴルフだと思います。アプローチとパッティングが自信がないんですよ。自信をつけるには練習しかありませんね。(キャディを務めた息子の)ショーンはそんな僕のプレーをみて少し怒っていたかな。
2週間前のすまいーだではパターは良かったのに、今週は相性悪かった。プラヤドさんに教えてもらった中古クラブショップで今週はパターを2本入手したからね。パッティングの相性をみるのが楽しみです


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■宮本勝昌(前年覇者) トータル11アンダー・5位タイ

「バーディは7つ取れたけど、ボギーが出たり上手くいかないのも多々ありました。皮肉なことに(前戦のすまいーだカップで)優勝したときよりもショットもパットも内容は良かった。ゴルフの難しいところですね。感触は悪くないけどスコアにならない。(再来週の)全米シニアオープンに向けて、あと一週間あるので、その辺のチグハグな感じをクリアにしていきたいです」


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■海老根文博 トータル9アンダー・10位タイ

「不完全燃焼ですけど、また次回に備えて頑張ります。(レギュラーとシニアをかけもち)重なった場合はレギュラーを優先させていただいています。シニアはレギュラーと少し雰囲気が違いますね。シニアは来年も出られるように努力しないといけない。出られる試合はベストを尽くします」

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■古庄紀彦 トータル9アンダー・10位タイ

「けっこうパーオンしていたのに、パッティングがあまり決まらずにもったいない感じでした。決めどころで決め続けるメンタルとか、その辺が今後の課題かなと思います。トップ10なので満足する成績ではあるんですけど、できればもうちょっと上に行きたかったですね」

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■田中秀道(初日に単独首位発進) トータル8アンダー・14位タイ

「初日の数字が良くて、フィーリングとともにグングン上り調子にしていきたいですけど、ブランクもあるわけですから、そんなに甘くない。3日間、いろんなパターンができたので、次のステップに進めるいい大会なりました。ちょっとイラつきもありますけどいいことだと思います。これまではあきれる方が多かったので、今イラついてる部分も大事にしたいです」


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