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【日本プロ/事前】豪華プロアマが実現!本戦出場プロに加えベテランシニアプロと5名で回る夢のラウンド

2025年05月21日
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大会前日に行われたプロアマ戦は、ゲストアマ3名に本戦出場のプロと、シニアツアーで活躍するベテランシニアが一緒になり5名1組でプレーする夢のラウンドが実現。このプロアマ形式は2018年から始まり、当時のPGA会長を務めた倉本昌弘の提案で、レギュラー選手の豪快なプレーとシニア選手の熟練した技をゲストのみなさまに間近で楽しんでいただくことがひとつ。そして若手とシニアがプロアマという同じ時間を過ごすことで、ゲストへのおもてなし術を習得してもらいたいという目論見もある。

20組のプロアマ戦はスクランブル方式で行われ、ティーショット採用回数も、もちろん縛りがある。飛ばすだけではスコアメイクが難しいところがゴルフの魅力ということあり、レギュラー選手のボールを採用するのか、シニアの技を光らせるボールを選択するのか。各チームは悲喜こもごもゲームを楽しんでいる様子が伺えた。

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前年覇者の杉浦悠太はPGA明神明神会長との組み合わせをはじめ、74歳現役シニアツアープレーヤーのレジェンド髙橋勝成は宮里優作、河本力は2014年大会覇者の手嶋多一と、2022年大会覇者の堀川未来夢は鈴木亨、蟬川泰果は秋葉真一といった年齢も倍くらい違う先輩プロとの時間でもある。

今季レギュラーツアー開幕戦の東建ホームメートカップで優勝した生源寺龍憲は、同志社大ゴルフ部でお世話になった師匠の水巻善典とのペアリング。水巻は「のびのびと自分らしくゴルフをしている様子が伺えましたよ。ブレーキの無い選手。大人がね、ブレーキを掛けさせることがないよう、これからも頑張ってもらいたい。久々に会えてね、元気いただきましたよ。同組のみんなで楽しい時間を過ごせました」と後輩の活躍を見守っている。

生源寺は「水巻プロはクラブすごく振れてますし、飛距離も出ていました。だから一緒に回らせてもらって頼もしかったです(笑)。これからは師匠に負けないように頑張ります」と笑顔で楽しい時間を振り返った。

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ツアー通算20勝を挙げている2019年日本プロ覇者の石川遼は、現在ヨーロピアンシニアツアー参戦中の横田真一、そして巨人軍前監督の原辰徳氏とのプロアマラウンドに「今朝まで一緒の組だとは知らずに。ご一緒するのは番組以来15年ぶり。原さんはフィジカルがすごくて、飛距離も270ヤードくらいでていたんじゃないかなと。打球音を聞いてみたら、プロが打ったんだなと思うくらい素晴らしかった」と感激する。「原さん、横田さんとずっと会話していて、楽しかったです。言葉に魂がこもっている方なので元気になりました」と振り返った。そして「明日からは自分のプラン通りにやること。アグレッシブにプレーしたいですし、試合を楽しみたいです」と口元を引き締めていた。

原前監督は「ショットも安定していますし飛ぶし、非常に若返っている印象です。意欲ももってしっかりと取り組んでいる強い選手。みんなが期待しているところですから、ぜひ優勝に向けて頑張ってもらいたい。男子プロの素晴らしさを改めて感じました」と感心する。さらに野球、ゴルフの話を通じては「第一線の勝負師として戦っているわけですから、後ろを振り返ることも大事ですけど、明日に対策をたてて進んでいくことが最低条件。みなさん研究心も意識も高く、改めて石川プロの価値を認識させていただきました」と楽しかった一日を振り返っていた。

このような特別形式のプロアマ戦を楽しんでいただくのも、日本プロ選手権の醍醐味になっているのである。