NEWS
日本プロ

【日本プロ/事前】前年覇者の杉浦悠太「今はすごく状態が良い」ジュニアリーグアンバサダーに就任

2025年05月21日
Image

大会前日に行われた記者会見では、前年覇者の杉浦悠太が三甲ゴルフ倶楽部谷汲コースのベースカラーである「グリーン」のポロシャツを着用して登壇し、大会連覇に向け現在の心境を話した。

実は会見の2日前に滋賀県にあるタラオカントリークラブ・西コースで行われた「全米オープン日本予選」に参加し、1日36ホールという過酷な試合で通算10アンダーとスコアを積み上げトップ通過。出場資格を自力でつかみ取った直後の日本プロ出場でもある。

「試合を重ねるごとに調子が上がってきていて、全米オープン予選でもホールを重ねるごとに良い感覚になっていって、すごく今は状態が良いです」とすっきりした表情を見せる。

調子の良さは、今年のオフに励んだトレーニングの成果もあるといい「飛距離は思い切り振った時に飛ぶようになったのかな、くらいです。飛距離はやっぱり大事だなと思うので、もう少し伸ばしたい気持ちはあります。それと、思ったスイングをして、思った所に出球が出る感覚が久しぶりに出てきているので、不安なくショットが打てています」と手ごたえも感じている。

Image

杉浦は全米オープン予選の翌日にインを9ホール回り、大会前日にプロアマで18ホールを確かめたところ。コースの印象については「飛距離がしっかりあるし、ラフもあるので一気に夏のゴルフ場に近づいたイメージですね。長いパー3があるので、それは乗せるのが簡単ではないですし、まずは外すべきところに球を置くことも大事だと思っています。グリーンを外すことも沢山あると思うので、そこからしっかりとパーセーブできるショートゲームが求められる難しいコースだと思います」と気を引き締めている。

「試合が近づくにつれて調子が上がってきているのは嬉しいことですし気合も入ります。今年も優勝したいという気持ちがありますし、頑張りたい」。今週はこのまま上昇気流に乗って、優勝のチャンスをつかみたいところだ。

記者会見では、杉浦がPGAジュニアリーグのアンバサダーに就任したことが合わせて発表された。今年は日本13地区で構成され、チーム数は75チームと年々エリアや参加人数が拡大しているジュニアリーグ。特に中部地区は2年連続で日本一に輝いたチームが属していることもあり、強さが光っている。

Image

杉浦はアンバサダー就任にあたり、昨年の日本プロ最終日にキッズエスコートを通じて、ジュニアリーグの存在を知ったという。「子供のころからゴルフを始め、プロゴルファーになって、マスターズを夢見ていた時に、練習に通っていたのが大府グリーンゴルフ(愛知県)でした。大府グリーンではジュニアリーグのチームも誕生していることもあり、ぜひジュニアリーグを応援したい」と前向きだ。

ジュニアリーグは2人1組のチームでゲームを進め、チームでポイントを重ねる団体戦。「僕はナショナルチームや大学のゴルフ部時代に団体戦を経験しましたが、今でも仲の良い友人に恵まれています。小学生のころから団体戦に参加していたら、もっと違った楽しさも見いだせていたかもしれませんね」と笑顔をみせ、当時を振り返った。

「ジュニアリーグのアンバサダーとして、ジュニアのみなさんにゴルフの楽しさを伝えていきたいです。僕の活躍をみて、プロになりたいといってくれるジュニアが増えてくれたらすごく嬉しいこと」。杉浦はこれから始まる日本プロの4日間の戦いに期待を膨らませ、アンバサダーとして誇れるプレーを約束したのだった。