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競技情報 グランドゴールド

【関西ゴールド KOJIMAHD杯/1R】69歳・倉本昌弘が2アンダー68をマーク、エージシュート達成で単独首位

2025年05月08日
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西日本で活動する68歳以上のゴールドシニア38名が参加する「関西プロゴルフゴールドシニア選手権大会KOJIMAホールディングスカップ」の第1ラウンドが広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コース(5,895ヤード・パー70)で開催された。6バーディ・4ボギーの内容で68ストロークで首位に立ったのは倉本昌弘(69)。首位4打差2位タイには山本己沙雄(70)、川上典一(70)、草野忠重(69)3名が続く。エージシュートは古市忠夫(84)、谷中宏至(77)、井上久雄(78)、小川隆文(74)、倉本昌弘(69)が達成している。

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倉本がゴルフ場の理事長を務めているホームコースでの大会。選手の間でも当然の優勝候補選手。ホールアウト後「ひどかった。3パットもありますしね。普通にやれば65のコースですから」とコースを知り尽くしているだけに、内容を渋い表情で振り返った。そうはいっても、スタート直後の4連続バーディは王者のプレーを展開。堂々とドライバーでティーショットを放つと、セカンドはウェッジでピンに寄せてイージー・バーディが続いた。

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高低差のあるコースで風を見定めながら、倉本の頭脳プレーは冴えわたる。グリーンのタッチを確かめながらゲームを進行させて前半33、後半35として68ストロークの2アンダーはゴールド唯一のアンダーパー。しかも関西ゴールドで初のエージシュートを達成したのだった。

最終ラウンドは雨予報で天候も懸念されるが、倉本はホームコースで大会を開催したからこそ気持ちも引き締まる。「全体のスコアも思っているより伸びていない。明日もエージシュートが目標です」とベテランプレーヤーは慎重に状況を見定めていた。

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<2位タイ 山本己沙雄 70歳 72ストローク (+2)>

ラッキーでした。久々にまともなスコアがでたね。最近は若手と7000ヤード、バックティーでプレーすることが多くて80叩いちゃっていたから。なんとか2オンして、パーオンさせて…とよく頑張りました。パット数28でしたしね。

もう70歳になりましたが、ゴルフは100ヤードからのゲームだと思ってやっています。九州で出水田プロや重永プロといった若手のプロを見る機会もありますし、それは互いに成長できる機会でもあります。パーオン率ももうちょっと上げて、あと一日頑張ります。

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<2位タイ 川上典一 70歳 72ストローク (+2)>

ドライバーショットが右にばかりいくんだけどね、終わってみればなんとかスコアをまとめられてました。チャンスにつけても1ピンの距離が入らないし、ほんとグリーンが難しい。コーライのグリーンスピードに少しずつ慣れてきたかなというところではあります。

6番ホール(パー4)は残り62ヤードを58度でピタッとつけることができて、気持ち良いバーディだったね。最近コーライ芝のコースってなかなかないよね。沖縄もたくさんあるわけじゃないしなぁ。

インドアのシュミレーションゴルフで毎日遊んでます。相手してくれている人がいて、遊び場があって楽しいです。最終日はもうちょっとアイアンが上手くいけばね。パーオン狙いでやります。

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<2位タイ 草野忠重 69歳 72ストローク (+2)>

3番でバーディが先攻したのに、4、5番と3パット連続ボギー。ゴルフは難しいです。途中2つボギーでしたが、最終18番でバーディが来て2オーバーで終えられました。明日は3パットが無いように、意識してプレーします。

最終組で倉本さんと同組になりそう。すごくショットが飛んでいると聞いているので、一緒にラウンドできることが楽しみです。


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<22位タイ 古市忠夫 84歳 77ストローク (+7)> ※最高齢出場、エージシュート達成

前半37でターンしてきて、後半は15番パー4でセカンドOB。トリプルにしてしまい泣きました(笑)。それでもね「ありがとう、ありがとう、ありがとう」って感謝してます。おかげで、いい経験がひとつ増えました。

上がり3ホールも我慢が続いて、17番では4メートルがガチャンと入ってパー。最終18番は残り70ヤードから6メートルのバーディが獲れずにパー。だけどねエージシュートも達成できましたし、感謝に尽きます、ありがとう。

そういえば、昨日あおり運転の被害に合ったんですよ。本当にね、車体すれすれのところを走り抜けられてすごく怖かった。あと一歩違ってたら大事故の巻き添えになっていて、ここにはいなかったかもと思うと、今日はこうしてゴルフができて感謝しかありません。