NEWS
シニアツアー

【ユニテックスシニア/1R】初日4アンダーで片山晋呉、久保谷健一が開幕スタートダッシュ

2025年03月29日
Image

新規大会のシニア開幕戦「ユニテックスシニアオープン」の第1ラウンドが兵庫にある宝塚クラシックゴルフ倶楽部(6,483ヤード/パー71)で行われ、67ストローク4アンダーで回った久保谷健一(53)と片山晋呉(52)が首位についた。1打差3アンダー3位に横田真一(53)、さらに1打差2アンダー4位には古庄紀彦(50)、シニアルーキーでシニアツアーデビュー戦を飾った井上清孝(50)と岩本高志(50)が1アンダー5位タイと続いている。

Image

あと3日で3月も終わる春休みの週末。大会初日の朝は手がかじかむ寒さの中、シニアツアーは開幕戦を迎えた。選手はセーターにニット帽をかぶり、第1組は8時30分にスタートした。6年ぶりのシニアツアー「兵庫開催」を待ち望んでいたゴルフファンは、朝早くからコースに駆けつけ選手たちを暖かく見守っている。シニアプレーヤー120名が期待と不安を胸に36ホールを全力で戦い抜くと誓った。

北風が強く吹いた一日だった。一時は風が弱まる時間もあったが、冷たい風がコースを吹き抜ける。さらにグリーンはスピード増し、硬くなる中で、選手はボールコントロールに。第1ラウンドはアンダーパーが6名と少ないことから、我慢比べを強いられたゲーム展開となった。

Image

コースはパー71で6,483ヤードと距離は長くないが、まずはショットの精度が必要になる。首位の久保谷は「井戸木鴻樹さんくらいのショット精度がないと難しい」と例えるくらい今回のゲームにはフェアウェイキープが求められる。勾配、アンジュレーションのあるフェアウェイは幅も狭く、ターゲットが絞られてしまうのだ。開幕戦初日の上位選手はレギュラーツアーで戦い抜いてきた選手と、勢いのあるシニアルーキーが健闘を見せた。

最終日は、初日よりも気温が下がる予報。選手は「飛距離も落ちるし、グリーンも硬くて速くなる」と警戒する。そこでシニアの技を光らせるのが、宝塚クラシック。攻防一体の作戦で、選手は開幕戦を駆け抜ける。

~~ 上位プレーヤー・トピックス ~~

Image

1位タイ 久保谷健一 67(35・32)

1番ホールはチップインイーグルでラッキーでした。次がボギーボギー。だから乗ったわけじゃないんですよね。僕にはコースが広くないのでボール足りるかなと思って出たんですが、結局 1 個で回れちゃいましたね。それがなんかすごく嬉しいです(笑)。

やっぱりショットが良くないと難しいですよね、ここは。あとはグリーンがすごく難しい。きれいでね、文句の付け所の無いグリーンでした。

グリーンを外れると、硬いしアプローチが苦労すると思います。まずは乗せることが大事。乗せようと思ってもなかなか乗らないですけどね。

明日もボール 1 個で回りたい。まあ、上手くいくときもあれば悪くなるときもあるので、今日はうまくいきました。

自分で納得できる、ボギーでも納得できる感じになれば、もしかしたらアンダーパーで回れるかもしれないですね。アンダーパーが出たら、僕はどういう結果であれ大満足で終われると思います。

Image

1位タイ 片山晋呉 67(35・32)

今のところ上手くいっています。

前からこのコースにはよく来ていたので、何回も回っているコースです。
OB しなかったらいいなと思ってやっていました。

最終ラウンドも今日と一緒ですね。
何もなく、トラブルなく終わればいいなと思います。

Image

3位 横田真一 68(32・36)

グリーンが素晴らしいので、転がりが良かったです。
ちゃんと打てば入るというグリーンに仕上げていただきました。
今日はユニテックス会長とご一緒させていただいたので、お礼を伝えました。

最終ラウンドはジュニア時代からの同級生久保谷と、 1 個下の晋呉と回ることになるんですね。明日はジュニア選手権中学の部みたいな感じで、久しぶりにそんなことを思い出しながら、プレーします。

それにしても寒かったですね。ちょうどカシミヤのセーターを引っ張り出してきたので、大丈夫でした。

Image

4位 古庄紀彦 69(33・36)

獲れるところは獲っていきました。ロングで獲れましたしね。
ショートも今日は 2 つ、びたっときて上手く切れずにつなげられました。

16番パー4では、ティーショットは残り 158 ヤードくらいのフェアウェイ。
ちょっとアゲンストだ
ったので、7番アイアン で抑えて打ったら、抑えすぎて左にひっかけてOB。次も緩んで、手前のバンカーに入って、ホームランしてそこから 3 回かかって「8」でした。まだ手探り状態なんですが、だから逆に手堅くいけたのかもしれないですね。パターが今日は 25 パットだったので、上手く凌げたかなというところです。

去年 5 試合やらせてもらって、あとちょっとシードには届かなかったんです。
なんとなく自分のポジションというか、こういうゴルフをすれば上位に行けるのかなという手ごたえは少しできました。

2 日間競技なので責めたい気持ちもありますが、一番いい色を目指して頑張りたいと思います。

Image

5位タイ 井上清孝 70(35・35)

難しいコースなので、とりあえず大きいミスをしないようにした結果、パターもよく入ってくれました。1ホール、アイアンでセカンド OB 打ってしまってトリプルボギーを打ちましたが、それ以外は結構バーディーをいっぱい獲れました。なんでこんなにうまくいったか分からないくらい狭いです。グリーンも硬くて、速さも出ていたので難しいです。朝から不安でしかなかったです。

順位を意識するというよりは、本当にコースが難しいので、プレッシャーがすごいですし、ただただ平和に上がってきたいです。

寒さで今日よりも飛ばなくなると思うので、おとなしく謙虚に攻めていきたいと思います。

Image

5位タイ 岩本高志 70(35・35)

デビュー戦だったので緊張もありました。
それでも去年まで ABEMA ツアーとかに出ていたので、割と緊張している中では落ち着いてできたと思います。

ただパッティングが本当に入らなくて、ロングホールも 1 個も獲れていないし、2 オンして 3 パットしたりと最後も決められず。一日中グリーン上で天を仰いでいましたね。特にインコースは狭くて、スタートの10番からビビりながら打っていました(笑)

風もどっちからきているか読みも難しかったので、そういう部分ではよくアンダーパーで回ってこられましたね。

最終日も寒い予報ですが、寒いってことは飛ばなくなると思うので、今日みたいにドライバーを使うことが多くなると思います。
練習している山梨のゴルフ場も急傾斜があるのですが、普段通り怖がらずドライバーを使っているので、そのあたりのマネジメントは大丈夫です。

今日とあまり変わらずやることをやって、だめだ
ったらしょうがないという感じでやります。