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シニアツアー

シニア開幕戦・新規ユニテックスシニアオープンが宝塚クラシックにやってくる

2025年03月28日
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2025年シニアツアーがいよいよ開幕する。3月29、30日の2日間、兵庫県にある宝塚クラシックゴルフ倶楽部(6,483ヤード/パー71)でプロ74名、アマチュア46名合わせて120名のシニアプレーヤーがしのぎを削る。日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権開催コースであるがシニアツアーは初開催。賞金総額2500万円、優勝500万円とビックな大会の舞台が用意された。

 宝塚クラシックゴルフ倶楽部は1961年に開場。日本アマチュアゴルフ界でも名プレーヤーだった佐藤儀一氏によって設計されている。自然の地形を活かしながら、山岳コースや狭い敷地に変化の富むものが多いのが佐藤の特徴でもある。今年の関西グランドゴールドが開催される広島ゴルフ倶楽部鈴ケ峰コースや、片山津ゴルフクラブ、城陽カントリー倶楽部、東名古屋カントリークラブも、佐藤氏の代表的な設計コースである。

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 通常営業のアウト、インスタートを入れ替えているが、前半9ホールはホールが狭く感じられるといった視覚的なプレッシャーを受けるホールが続く。全体的には距離は短いが、フェアウェイからグリーンに進むためには、ショートゲームの精度が求められる。シニアツアーデビューを飾る前田紘成は「ザ・関西のコースですね」と苦笑い。3つあるパー5は500ヤード強の距離で2オンのチャンスもあるが、グリーンには傾斜、硬さ、そして芝芽のあるグリーンが待ち受けているので、色々な状況を見定める必要がある。

 ユニテックスシニアオープンはプロ74名が参加し、最高齢は74歳・高橋勝成。72歳・初見充宣、徳永雅洋、71歳・尾崎健夫の4名が70代で出場。一方、ルーキーイヤーでシニアデビューを飾るのが井上信、谷昭範、井上清孝、岩本高志、海老根文博の5名だ。年齢は二回り差があるが、同じフィールドで戦えるのもゴルフの醍醐味。今回コースは決して飛距離が優位にならないこともあり、加瀬秀樹も「風次第でチャンスあるよ」と戦いを楽しみにしているのだ。

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兵庫県でのシニアツアーは2019年のマルハン太平洋クラブシニア(太平洋六甲)、エリートグリップシニア(鳴尾)以来となり、関西でシニアツアー開催を待ち望んでいたゴルフファンの前にシニア熟練の技を披露してくれるだろう。入場無料の大会は先着順でパン&ジュースのプレゼントや、チャリティーレッスン会、プロ提供グッズが当たる抽選会、そして優勝者当てクイズと、イベントも盛りだくさん。シニアプレーヤー120名が、ワクワクして挑むシニア開幕戦。第1回大会を制覇するのは誰か、ショットの技が光るシニアの熱い戦いに大会に注目だ。


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