
「2025年度定時社員総会」が、神奈川県にあるパシフィコ横浜の会議室で3月7日に開催された。年に一度、全国15地区で活動するPGA会員が出席し、今年は理事代議員合わせて74名が参加。事業報告、収支決算、定款変更や規程改定、理事選任などの各議題が承認された。

2024年度においては、PGAの根幹である資格認証事業、日本プロを始めとする主催競技事業、ジュニア育成事業、シニアツアーをはじめとする競技関係事業や広報事業など事業計画書に基づき、実施を終えているが、一方で課題も見えている。
明神会長は冒頭のあいさつで「事業遂行については順調ではあるものの、昨年も日本プロへの協賛スポンサーは獲得できず、大きな赤字決算となりました。今年の予算については、昨年12月の理事会で約2億8千万円余りの赤字予算が承認されましたが、日本プロのスポンサー獲得は最重要課題の一つであると思っております」と問題を提起した。
そして「私たちPGAが未来のある素晴らしい会員組織となり、プロを目指す人たちが夢を持ってPGAライセンスを取得できるような組織にしたいと考えております。そのためには、会員の代表である代議員みなさまのご協力が不可欠となりますので、ご協力をお願いいたします」と頭をさげた。
理事選任については「会員外理事として北村晴男氏を推薦します」と議案を上程し、「ご子息がPGA会員の北村晃一選手で、北村氏とは以前より交流があり、ぜひ広報的な役割や知見をPGAのためにご協力いただけないかと打診したところとご快諾いただき、ご依頼しております」と経緯を説明。理事選任について承認された。任期は2027年社員総会集結時までとなる。
定款変更については、代議員欠員に伴う増員偉関する定款条項と、役員等の選挙規定との整合性がとれていないことから、正しい条項へ修正することについて承認がなされた。
また協会在籍40年以上の会員に対しては、毎年表彰状が贈られるが、今回は37名が表彰されることになった。1985年の入会者が対象で青山薫(72)、髙見和宏(65)、宝力寿教(67)、真板潔(65)、横山明仁(64)といった名前が挙みられ、後日表彰状が送られる。
最後に2025年度の事業計画の概要報告と収支予算の概要が説明され、定時社員総会は終了した。

下田和則 事業企画委員長

松尾貴將 資格認証委員長

田中泰二郎 ツアー競技委員長

西田徹郎 総務財務委員長