現在賞金ランキング24位、シニア6年目を迎えている塚田好宣(55)が6バーディ・1ボギーの5アンダー67で回り、通算8アンダーとして首位1打差につけている。塚田は今季全12試合に参加し、今季トップ10入りは福岡シニアオープンの4位タイが最高順位。ギアを上げきれないもどかしさもあるが、最終戦のいわさき白露シニアにはこれまで4度参戦し、最高順位は2021年の3位という実績も持ち合わせているので、最終日に挑む準備はできている。
第2ラウンドはスタート1番ホールでバーディを先行させ、5、8番とさらにスコアを伸ばすことに成功。ターン後の10番でもバーディ。12番パー3ではボギーにしたが、上り2ホールで連続バーディフィニッシュ。連日のアンダーパー(69・67)をマークし、最終日最終組、首位に1打差という位置で逆転優勝を狙う位置につけることができた。
「この試合で1回は勝ってみたい。コースは景色も綺麗だし、最終戦というのは気持ちも高まります」と笑顔も光る。塚田は2022年の「金秀シニア沖縄オープン」でシニア初優勝。2023年の「佐世保シニア」、「コスモヘルスカップ」で勝ち星を重ねており、3勝中2試合は沖縄、長﨑という九州という土地でお優勝で、鹿児島いぶすきでの相性も良いはずだ。
そんな中で塚田はひとつだけ、心配ごとがある。「実は…昨夜突然、歯痛に襲われて、今朝も痛みが引かなくて…薬を飲んでしのぎました」と告白。「近くの歯医者さんを調べて、朝9時に行ってみたら、祝日(勤労感謝の日)で休診だったんですよ。これからちょっと探して歯医者さんに当たってみようと思って。虫歯無かったんですけどね」と予想外のハプニングに直面している。
「だから余計な力を入れずに、よかったのかもしれないですけどね。とりあえず、大好きな鹿児島の白露焼酎はいただくことにします(笑)」。塚田は不安も抱えている状況だが、シーズンフィナーレを前向きに捉え、逆転優勝だけを目指す。