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ティーチングプロ

〔ティーチングプログランド選手権/1R〕歴代チャンピオンの宝力寿教が唯一のアンダーパーで首位発進 背骨骨折からの復帰を目指す

2024年11月06日
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グランドの部では、第8回大会チャンピオン(2019)の宝力寿教(66)が71ストローク、1アンダーで首位発進。72ストロークの2位で小高猛(64)、さらに1打差の1オーバーで小嶋光康(61)、平澤忠明(61)が続いている。前年覇者の高橋正博(61)は4オーバー12位タイと逆転を狙う。

宝力寿教が2バーディ1ボギーの71をマーク。同時開催しているゴールド、グランドを通じて唯一のアンダーパーは、宝力とコースとの相性を伺わせる。

宝力は2019年に行われた第8回ティーチングプログランドシニア選手権大会で優勝を飾っている歴代覇者でもある。会場は同じく烏山城。地元でもある栃木で優勝を飾った思い出深いゴルフ場でもある。

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「頑張りましたよ。3年ぶりに試合でアンダーが出せました。昨日の練習ラウンドで先輩プロにやられっぱなしでね、大変勉強になりましたから」と笑顔のホールアウト。「実は・・・」と話を切り出し「背中の骨がね、骨折していた」と衝撃の告白だ。宝力は昔レギュラーツアーのQTで1位になった年の冬に交通事故に合い、大けがを負っている。その時の古傷が再発。数年前に参加した北海道・登別シニアオープンの試合中に激痛が走り、以降、まともにスイングができない状態になってしまったのだ。

「ようやく背中の痛みが取れてきて。普通に自分のゴルフができるようになってきたところ。そこへ主催者推薦のお話をいただいて、今回歴代チャンピオンとして出場が叶い、気合をいれました」とにっこり。相性の良い烏山城、そして地元でもある栃木から力をもらった宝力は、5年前の完全優勝にむけ「新生・宝力」となって最終ラウンドも戦い抜く決意を固めた。

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