昨年大会はゴールドの部で優勝を飾った徳永雅洋。「ディフェンディングチャンピオンは僕しかいないのですが、そこは意識せずにやりたいと思います」と話しをしている最中に「えー、徳ちゃんはね、ぜんぜん意識してたよ」とプロ仲間から茶々が入った。ゴルフができることに感謝し、常にスマイルを絶やさない人気ものの「徳ちゃん」だ。
入会して20年目の節目に念願だったPGA公式競技での優勝に「シニアデビューした2003年から振り返って、ゴールドの年齢までゴルフができている。そしてPGA公式戦タイトル、もう日本タイトルを獲れて本当に嬉しいです」と何度も嬉しさをかみしめた。
「ここはティーチングプロの試合。ティーチングプロがトーナメントプレーヤーの方々には負けるわけにいかない」というプライドもしっかりと示して優勝を勝ち取ったのだ。
まだまだゴルフはプレーで魅せたい71歳。「トレーニングも欠かさずやってますし、週に一度はパーソナルトーレーナーをつけてカイロプラクティックも受けています。プロは身体が資本の仕事。自分が100歳の時に自分のトーナメントを開催することを目標にしています。だからまずはできることを見定めて続けることが大事ですよ。夫婦で一緒に撮り込んでいるからこそ、トレーニングにも精がでる」と言葉を弾ませる。
徳永のボディメンテナンス効果にも期待がかかる今年ゴールドシニアは、総勢36名のゴルフ巧者が集まり日本一のタイトル獲得を目指す。