60歳以上のグランドシニア、68歳以上のゴールドシニアと2つの部門で、ティーチングプロ日本一を目指す「PGAティーチングプログランド・ゴールドシニア選手権大会」が栃木県にある烏山城カントリークラブ(本丸・三の丸)で11月6、7日の二日間開催される。
第13回大会となる「グランドシニア」には60歳から67歳まで56名が参加。昨年大会覇者の高橋正博(61)は、埼玉県熊谷市のリバーサイドゴルフ練習場で支配人を務めて26年。地元に密着する練習場としてお客さんも数多く、レッスンもスケジュールをこなすのに忙しい日々を過ごしている。
大会連覇の期待がかかる髙橋だが「恒例のゴルフアカデミーコンペが11月3日にあって、今回も13組のお客様が参加してくれました。僕はずっと組をみながらレッスンしたり、トラックマンを持って計測したり、丸一日駆けずり回ってクタクタ(笑)。準備もそれなりですけど、ゴルフの仕事と割り切って楽しんでいます.。自分の練習はできていないですけどね」と表情も明るい。
TCPグランド優勝副賞の日本プロゴルフグランドシニア選手権にも挑戦。日大ゴルフ部の先輩や、地元埼玉のプロ仲間と同じ試合で競い、22位タイという成績には手ごたえと収穫があったようだ。
大会で優勝を喜んでくれたたくさんの仲間がいることが、競技ゴルフを続けるモチベーション。「完璧にいかないのがゴルフ。去年の優勝した良いイメージもあるのですが、ライバルといい緊張感の中でやりたいですね。自分のゴルフをやります。初日は大叩きしないように、崩れないようにやります」。
連覇というチャンスがあるのは、自分ひとりだということもわかっている。「他の人は狭いという印象もあるようですが、私にとっては広いコースで楽なんです。連覇を目指しますよ」と頂上を見据えた。高橋にとっては学生時代から相性の良い烏山城。気持ちを新たにグランド2年目に挑む。