「第4回ティーチングプロ女子選手権大会サンコーカントリークラブカップ2024」がレギュラーの部と同時開催され、第1ラウンド首位には中村彩乃(藤沢ジャンボゴルフ)と入江亜衣(静ヒルズCC)がイーブンパーで首位タイ。大会4連覇を狙っている高木亜希子(PGMマリアゴルフリンクス)は5オーバー77で4位タイと好機を伺っている。
女子会員3期生の中村彩乃が、第1ラウンドを72で回りパープレー、首位タイと好スタートを切った。「朝一は緊張しました」と不安な気持ちで放ったティーショットは、フェアウェイど真ん中を捉えて、精神的に落ち着くことができた。アイアンショットは多少乱れてはいたが、集中してパーパットを決めつづけ、5番パー4でようやくバーディを仕留めることに成功する。
後半では13番パー3のティーショットを右に曲げて、寄せきれずにボギー。しかし続く14番では気持ちを切り替えて、セカンド110ヤードをピッチングで2メートルに着けバーディでスコアを取り返す。連続するチャンスホールの15番パー5では、ショートゲームで砲台グリーンを攻めきれずにボギーとしてしまったが「安全プレーをする」と言い聞かせ、最後まで守り切り、パープレーで初日を終えることができた。
2年前にサンコーカントリークラブでB級講習会に参加していたという中村。「思い出ですか?もう、楽しくはなかったです(笑)。厳しい検定でしたが、目標があったので乗り切りました。でも、今となってはレッスンに生かすことができています」と当時の取り組みを笑顔で振り返った。現在は神奈川県にある藤沢ジャンボゴルフで働いている。週2回は海老名校、週3回は本校でレッスンに取り組み、元気にお客様に向き合う日々である。
今回の参加にあたっては、親友が会場に駆けつけてエールをもらっている。「プライベートから仕事の面でも助けられていて、なんでも私のことを知っている頼もしい存在なんです。こうして初試合にも駆けつけてくれて、感謝しかありません。明日も安全なゴルフをして、親友の前で良い成績をしめせたら嬉しい」と笑顔をのぞかせる。
その友人は、JLPGAのティーチングプロ資格取得を目指しており、偶然にもサンコーカントリークラブでの受講を終えたばかり。ふたりにとって過ごす秋のサンコーで、何か輝かしい収穫があることに期待したい。