2014年の最終プロテストに合格した当時は、山口にある至誠館大学在学中でいわゆる「学士プロ」としてPGAメンバー入りを果たした、現在三木ゴルフ倶楽部に所属する森本英明(32)。「プロとしてそのままの勢いで、ティーチングプロの講習会もここサンコーで受講させていただきました。B級、A級ジュニアと資格をいただけて、今のゴルフ場でレッスンに役だっています」と話してくれた。
実は森本、今年10月に行われたレギュラーツアー「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」に主催者推薦で出場を果たし、初日6アンダー2位発進。コース所属プロとして注目を集めた。「コースを知っているだけに攻めてしまって。いつも通りのプレーができれば良かったんですけどね(笑)。結果46位でしたが、すごく良い経験になりました」と笑顔をのぞかせる。
「PGAのライセンスがあってレッスンできることは自信になりますし楽しいです。何よりもレッスンに大きな信用をいただいていると感じています。週3、4日ラウンドレッスンしているのですが、メンバーさんが上手くなっている様子も、できなくて悔しいからまた一緒に練習するプロセスも、全部が楽しい仕事です」。
森本にとって今年はプロ入り10年目を迎える。「グリーンの芝目が難しい印象です。まずはグリーンが近くなればなるだけ、慎重なプレーを心がけること。4年前のティーチング選手権では28位、先週はQTセカンドで悔しい思いもしましたから、今週こそは成績を残したい」と節目のタイミングで飛躍を狙う。