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シニアツアー

〔福岡シニアOP/前日〕シニア4年目の飯島宏明はシード入りを狙い今週は攻勢ムードで戦う

2024年10月25日
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シニア未勝利ではあるものの2023シーズンは賞金ランキング7位とし、引き続きシード獲得を目指して戦い続ける飯島宏明(53)。飯島は今シーズン、なかなか成績につながらないゴルフが続き、賞金獲得に苦しんでいる。ファンケルクラシック終了時点で、賞金ランキングは35位。怪我無くこれまでフル参戦できているものの、トップ10入りは佐世保シニア7位の一度のみ。「去年ほどパッティングが上手く決まってくれないですね。今年は去年以上にグリーンコンディションが良いので、集中してもっと決めていきたい」と目標を話した。「このコースは高低差もあり、ティーショットをきちんとフェアウェイにおくことと、距離感が求められます。フェアウェイからセカンドショットを打てるようにしたい。ショットのイメージがよくなれば自信になりますし、それ以降のマネジメントに集中できますよね」。

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今週、飯島に注目したのにはワケがある。ファンケルクラシックの翌日に千葉にある平川カントリークラブで「ドリームチャレンジゴルフ2024」というシニア、男子、女子プロがミックスで戦うワンデートーナメントで5位。翌日には福岡で今年初開催となったPGAシニア後援競技「周防灘カントリークラブ50周年記念 PGAシニアプロアマトーナメント」に出場。22、23日の2日間競技としてシニアプロ55名が出場し、4アンダーで並んだ4名のプレーオフを制し飯島が優勝を飾っているのだ。 


ドリームチャレンジゴルフの朝スタート前「レギュラー選手の練習から、スイングのヒントがあった」といいショットが好転し安定してきた。昨年の日立3ツアーズでは大会直前で腰痛に苦しみ、出場を断念した苦い思い出もあり、「うまく腰痛の治療にも向き合いながら、なんとか乗り切っています」という。

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飯島はシニアツアー賞金シード選手として4年目を迎え、いよいよ中堅という立場。4シーズン目で開催コースの特徴を知り、コースとの相性も理解しつつある。シニアツアーは年間13試合。日本四季折々、地方での過ごし方も楽しみのひとつ。飯島に福岡の好きなところを聞くと「もちろん、美味しい食事とお酒。福岡を嫌いな人、絶対いないです」と白い歯をのぞかせる。昨夜の晩御飯は、この秋からNHK朝の連続テレビ小説の舞台として話題になっている「糸島」へ電車で出向き、10年以上のお付き合いがあるという芥屋ゴルフ倶楽部で有名な「糸島のおかあさん」に久々に会いに行けたそうだ。「海に夕陽が沈む景色は、最高のごちそうでした。お刺身も日本酒も美味しかったし、おかあさんとの話も盛り上がって、あっという間の時間でした」と元気をチャージできた様子。

  

好きな福岡で、海の幸と友人に囲まれ、少しでもゴルフの力に変えられたら最高だ。現在賞金ランキング35位の飯島は、残り3試合をしっかりと視野に入れて、賞金ランキングシード入りの30位というライン入りがまずはひとつの目標。今週は攻勢ムードもあり、好機を生かしたい。

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