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シニアツアー 競技情報

〔Fancl Classic/1R〕「ド緊張しました」シニア通算3勝の米山剛が、地元の声援を受け1年2カ月ぶりにプレー

2024年10月18日
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米山剛が昨年8月開催の前回大会以来、およそ12カ月ぶりにシニアツアーに帰ってきた。初日はバーディなしの1ボギーの「73」で1オーバーは50位タイ発進ながら、「久々の試合で迷惑をかけるんじゃないかと思ってド緊張しました。でも楽しく回れたので良かったです」と笑顔を浮かべる。

米山は2015年からシニアツアーに参戦すると、17年のこの大会でシニア初優勝を飾り、これまでに通算3勝を挙げている。21年にシードを失ってから、22年は出場なしに終わり、23年は2試合、そして24年は今週がシニア初出場となった。しかも、今季の出場権をかけて戦う予選会にも出場していない。現在は主に代表取締役を務める神奈川県南足柄市のゴルフ練習場「グリーンヒルゴルフパーク」で過ごしている。

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「ちょっと練習場のこととかいろいろあって、集中できる状況ではなかった」と、予選会に出なかった理由を語る。そして今年の予選会も「受けない」と明言。「年を取るといろんなことをやらないといけない。僕だけじゃなくみんなそういう感じでやっていると思う」と、事情を打ち明けた。

今季初出場の米山だが、今大会には特別な思い入れがある。「やっぱりシニア初優勝した思い出深い試合ですし、ファンケルクラシックは大好きな試合なんです。今回は推薦をいただいて関係者の皆様に感謝いたします」。周りのプロたちからも温かく迎えられ、「またこの舞台に戻ってこられるように」と話す。「落ち着いたら」という条件付きで、また予選会には挑戦したいと考えている。練習やトレーニングは「ボチボチと」継続中だ。

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来年は還暦を迎える米山。トレードマークである豪快なビックスマイルは、まさにファンケルクラシックのテーマでもある「シニアの元気が日本の元気!!」を体現する。また、「家からは車で45分と近いですから、練習場のお客様とか何人か来てくださって」と、応援団が駆けつけた。地元の声援に感謝しながらも、「つまらないゴルフだった」と口を結び、バーディが獲れなかったことは心残り。地元のエールを受けて「明日は5個くらい獲れるように」とバーディ量産をすれば、ビックスマイルが出ること間違いなしだ。

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