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シニアツアー 競技情報

〔Fancl Classic/1R〕歴代王者からのアドバイスが奏功 シニア3年目の53歳・矢澤直樹が初シードに近づく1差4位T発進!

2024年10月18日
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シニアツアーに本格参戦して今年で3年目になる矢澤直樹が、6バーディ・1ボギーの「67」で回り、トップと1打差の5アンダー・4位タイと好スタートを決めた。「ティショットはすごく悪かったんですけど、パターがとにかく長いのが入りました」と60台のラウンドを振り返る。好調パットの陰には、歴代王者と歴代賞金王からのアドバイスがあった。

バーディを奪ったホールは「1つが1ピンくらいで、あとは2ピン、3ピン」と58メートルの距離がよく入った。長いファーストパットが残ったときでも、すべてカップに寄せることに成功し、「いつもは絶対ある」という3パットは1度もなかった。

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「グリーンが難しいと毎年思います」。ラインが読みづらく苦手としていた裾野カンツリークラブのグリーンだったが、練習ラウンドをよく共にしている鈴木亨と寺西明からのアドバイスで「感じが良くなった」。鈴木は22年大会の優勝者で、寺西は2020年シーズンのシニア賞金王。具体的なアドバイスについては言及しなかったが、「亨さんにはストローク、寺西さんには構え方を教わりました。ラインが見やすくなったし、ボールのコロがりが良くなりました」と話す。

昨年までは8月開催で、22年大会では当時高校3年生だった愛娘、未羽さんが夏休みを利用してキャディバッグを担いだ。今年は10月開催となり、エースキャディさんの鈴木將夫さんがキャディを務める。未羽さんは今週、「ティーチングプロの資格を取るためにJLPGAのティーチング講習に行っています」と、人生の転機を迎えている。そして、父にも今週踏ん張りたい理由がある。

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矢澤の現在の獲得賞金は4587848円でランキング22位。来季の出場権が得られる同30位以内までは、昨年の実績で考えると約130万円の上積みが必要となる。22年シーズンは同49位(5030069円)、23年シーズンは同32位(5562227円)でシードを逃し、今年も予選会を突破して出場権を手に入れた。

「(賞金ランキングは)すごい気になっています」。今シーズンは今大会を含めて残り4試合。「シード選手になってみたい。ベスト101つでいいです」。今大会の賞金配分は10位なら116万円、9位は122万円、8位は130万円。単独8位以内なら一気にシードが決まる可能性もある。「本当にひどいです」というドライバーを修正して、父としてプロを目指す愛娘へ良い結果報告をしたい。

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