「第11回トラストグループカップ 佐世保シニアオープンゴルフトーナメント2024」の第1 ラウンドが佐世保カントリー倶楽部 石盛岳ゴルフコース(6,688yards/Par72)で10月12日にスタートした。シニアプロ80名、アマチュア43名の総勢123名が出場。初日に8アンダー64をマークし首位に立ったのが韓国出身のソク・ジョンユル(55)。ソクとは3打差の2位に横田真一(52)、さらに1打差3位タイに寺西明(58)、今野康晴(51)、柳沢伸祐(58)の3名が並んでいる。
首位に立ったのは2019年にシニアツアー1勝を挙げているソク・ジョンユル(55)。シニア参戦4年目でコンスタントに安定した成績を出せる選手の一人である。ホールアウト後に、ツアー仲間の冨永浩が8アンダーでソクが回ったと聞き「ソクちゃん、すごいね!本当に18ホールのスコア?」と驚嘆。この日は朝から風が強く、選手は警戒心を強めていた。にもかかわらず、ソクは「風の対応は難しいのですが、この大会は毎回成績が良いので」と好感触を得ている。過去3回出場して3位、7位、4位とトップ10入りを果たしている。
好スコアの要因は、ティーショットがはまったわけではなく「セカンドショットがグリーンにきちんと置けています」といった。インからスタートし、難易度の高い14番、18番で1.5メートルに着け、前半で2つスコアを伸ばした。後半では1番で4メートルを沈めると、3番から3連続バーディを重ねて猛チャージ。7番はベタピンに、9番では1メートルほどにつけられる精度の高いショット力を示した。
それに加えてノーボギーという最高の出来には「まぐれですよ」と笑うが、強風の中でも特に低い弾道で、初日をしのいできた。「去年は暖かかったですが、今年の寒い方が難しい。フェアウェイキープも半分くらいしかしていないので、とりあえず集中した結果です」と振り返った。
ソクは「70~80%くらいの力でクラブを振っています。あとは明日の最終日にトップ10入りで終われるといいです」と見据えていた。現在賞金ランキング13位に着けていることもあり、あとはコンディション次第で、どう最高のパフォーマンスを出せるかにシニア2勝目が掛かっている。