今回シニアルーキーとして出場する7名の選手の中に、ティーチングプロA級・松井丈の名前があった。松井は知る人ぞ知る「スピードゴルフ」界のレジェンドプロ。日本選手権では6連覇という偉業を達成しており、強さが際立っている。スピードゴルフを通じて、ゴルフのスコアアップや普及活動を中心に活動をしていたが、現在は米国ロサンゼルスに拠点を移し、生活も一転。「主夫、やってますよ」と笑うが、ティーチングプロとして海外から日本に向けてゴルフ普及活動を続けている。今回はスピードゴルフの試合と、ティーチングプロシニアの出場を楽しみに、一時帰国している形だ。
スピードゴルフとは、ゴルフの9ホール、または18ホールをできるだけ早く、最少スコアでラウンドすることを目指す競技。スピードゴルフスコア(SGS)というラウンドスコアとタイムの合計で成績が算出されるものだ。松井はエリートの部での6連覇。今年50歳を迎えたこともあり「今はシニアの部で優勝を狙います」と新たな目標を立てている。
大会の意気込みを聞くと「昨日は名古屋でスピードゴルフ2ラウンドしてから、静ヒルズに移動してきました。まだ体調も含めどうなるかというところではありますが、ベストを尽くします。この大会を楽しみに帰国していますから」と笑顔をのぞかせた。
スピードゴルフで鍛えられた強靭な身体と、研ぎ澄まされた技術を持つ松井の活躍にも注目したい。