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【日本プロシニア円谷HDウルトラマン杯/ FR】不調のなか“猛ラッシュ”で単独2位で終えた宮本勝昌 改めて感じたシニアツアーの魅力と提案「来年はみんなでやったら絶対おもしろい」

2024年10月06日
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トップに3打差の3位タイで最終日を迎えた宮本勝昌。7バーディ・1ボギーの「66」と4日間のなかで一番いいスコアでプレーするも、単独トップで迎えた増田伸洋も「66」とスコアを伸ばし、3打届かず2位でフィニッシュした。「調子が悪い割には、最後にいいスコアを出せたのは良かったです。でも、なかなか上手くいかない4日間でした」とゴルフの調子が良くなかった苦しい一週間を振り返る。

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「自分のやりたいことができない。感覚と実際の動きが違うというか、フィーリングが出せない。少しずつズレが生じているので、そのズレが最後まで修正できなかったな」。今季は「スターツシニアゴルフトーナメント」、「倉本昌弘 INVITATIONAL 1EAGLE CUP シニアオープンチャリティートーナメント」で2勝を挙げているが、それ以降は自身が理想とするスイングの動きと感覚が噛み合わず、苦しんでいる。この日のスコアだけを見ると、復調の兆しが見えているように思えるが、納得は言っていない。

 

「少しずつ、良かったり悪かったりを繰り返している」といいフィーリングがでるときもあるが、それが続いているわけではないことを明かす。「その繰り返しなので。いいのが増えてくれば、もう少しゴルフも良くなるのかなと思う」と練習と実践を繰り返し、11月に挑戦するPGAチャンピオンズツアーの来季の出場をかけた予選会に向けて、いい流れに変えられるキッカケを掴みたい。

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PGAチャンピオンズツアーは、日本シニアツアーの賞金ランキング上位5名(1014日時点)のうち1名の選手が最終予選会に出場できることになっている。(1位の選手が出場しなければ、2位の選手に権利が与えられ、さらに辞退することになれば繰り下がる)大会開催前の宮本の賞金ランキングは4位と圏内ではあったが、次戦は来週の国内メジャー「日本オープン」に出場するため、同週の「トラストグループカップ 佐世保シニアオープンゴルフトーナメント」には出場しない。

 

期限の1014日までにランキングを上げられるのは、今大会が最後のチャンスだった。単独2位で終え、賞金ランク3位に上がることができ、3番手につけることができた。しかし、「QT(最終予選会)がダメだったときのために、1次はエントリーしているし、スケジュールもそこに踏み込んでいる。アメリカに1回多く行けると思っているので」と、もしその1名にならなかったとしても1次予選会にはエントリー済み。米国へ挑戦する気持ちは、変わらない。それよりも今大会で「優勝できなかったことが、やっぱり悔しいですね」と苦い表情を浮かべた。

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「でも、楽しかったですね。ギャラリーさんもみんなで喜んでくれている感じがあったし、こういう楽しみ方っていいですよね」。今週は大会名の副題になっているウルトラマンの巨大フィギュアなどが会場のあちらこちらに設置されていた。選手もウルトラマンのお面を被ってスタートホールに登場したり、最終日はウルトラ10ヒーローが集結。選手もギャラリーも大盛り上がりとなった。 

宮本は今回のような賑わいが、シニアツアーの「良さだと思う」と改めて魅力を感じていた。「またこういうのが、違った形でおもしろさ、シニアの良さを伝えていけたらいいなとは思いますね。来年はみんなでお面をつけて。みんなでやったら絶対におもしろいと思う」。来年は自身もウルトラマンパフォーマンスを行う気満々だ。

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