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【日本プロシニア円谷HDウルトラマン杯/ 3R】“スペシウム光線”「きょうは撃てたかな」 ショップで購入したウルトラマンのパワー発揮? 横田真一が「66」で上位浮上

2024年10月05日
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「きょうは別人のような、久しぶりに完璧なゴルフができました」。初日に2アンダー「70」、2日目は3オーバーの「75」とトータル1オーバー・36位で予選ラウンドを終えていた。3日目は朝から雨が降り続き、コンディションが難しくなるなかボギーなしの6バーディを奪い「66」をマーク。今年はこれまで3アンダーがベストスコアだったが、6アンダーを叩き出し今年のベストスコアとなった。


10番からスタートした横田は「(ショットが)完璧なのに一つもバーディが獲れなかった。なんなんだろう」とバーディチャンスにつけるも2パットのパーが続いていた。「どれも近いバーディチャンスだった。それを3個ぐらい外したからね」と前半からバーディラッシュがくる予感を感じさせるプレーが続いていた。そして15番で3打目をオーケー距離につけてバーディを奪取。そこから1718番と前半の上がりに連続バーディ、後半も3バーディを奪い好スコアとなった。「もう少し伸ばしたかったなんてねっ」と笑顔を見せる。

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今年はここまで苦しいゴルフが続いていた。「今年はあまり調子が良くなかった。ドローを打ちに行っていたんだけど、あまりそれが上手くいかなくて」と理想とする弾道がなかなか打てず試行錯誤が続いていた。「きのう、けっこう練習をしたので」と2日目を終えたあとに、ドライビングレンジで「今年一練習した」と冗談で言ってしまうほど調整の時間にあてていた。「成果がよかったです」と練習はうそをつかないを証明させた。

 

今大会には大会名の副題にもなっているウルトラマンの巨大フィギュアが設置されていて、会場は選手たちにとって懐かしく楽しい場ともなっている。横田は「小学生のとき毎朝ウルトラマンを観たくて、テレビがザーって砂嵐になっているところから待ち遠しく待って、観ていた」と世代のなかのひとり。「初代ウルトラマンからウルトラマンセブンぐらい ずっと見ていた」と幼少期時代を振り返る。

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大会を盛り上げるためにも「ウルトラマンのヘッドカバーを買いました。ゴルフパートナーつくば店に(笑)」とドライバーのヘッドカバーを新調。今週はスーパーヒーローとともに戦っている。ウルトラマンの必殺沢であるスペシウム光線を「きょうは撃てたかな」と、この日のグロススコアにつながる好スコアとなった。

 

横田はシニアツアーにデビューした2022年からシードを守り続けいるが、現在賞金ランキング33位と圏外の位置にいる。来季のシード権を獲得できる上位30位の枠まであと少しのところだ。「優勝云々よりもシード。ちょっとガツっと(今大会で)5位以内ぐらいに入って稼がないといけない」。来シーズンの職場確保に向けて挑んでいる。最終日もスペシウム光線のパワーを借りて、納得のいく結果でシュワッチ!と次戦に飛び立ちたい。

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